池上本門寺を読む
短歌・俳句
『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します
短歌 選者 清水麻利子
総門に立ちたる「山門不幸」なる
木札悲しも花吹雪舞ふ
木札悲しも花吹雪舞ふ
伴 美保
綻びるこの世の花の美しさ
さくらさくらの常盤(ときわ)橋にて
さくらさくらの常盤(ときわ)橋にて
菊地 蓮子
目黒川カルガモ親子の行列に
さくら散りゆく氷川橋なり
さくら散りゆく氷川橋なり
菊地 蓮子
半世紀日記つづりて生きて来て
熱き思いを短歌に託す
熱き思いを短歌に託す
小林みよ子
詠みたきは母の絵手紙桜のこと
三十一文字に収まりきれず
三十一文字に収まりきれず
小林みよ子
人生は旅から旅へと繋ぎゆく
予期せぬことも至福の時も
予期せぬことも至福の時も
秋山 典子
朝雨のけぶる狭庭の八重椿
一つが散れば一つが開く
一つが散れば一つが開く
三瓶 宗正
池上誌に短歌(うた)が載ったよ見て見てと
眼(まなこ)キラキラはしゃぐ吾なり
眼(まなこ)キラキラはしゃぐ吾なり
辻井 良枝
俳句 選者 能村研三
花の栄え浮き立たせる松一樹
峰崎 成規
永き日やガラスのビルの多面体
菊地 光子
朝勤や初のうぐひす惜みなく
酒井 智章
菜の花の揺らぎに眠る赤子かな
阿部眞佐朗
老桜の一途な根瘤花は葉に
藤小形 博子
角多き城下町突く春疾風
古居 芳恵
春夕焼浮標にかもめ一羽づつ
伊藤よし江
陽炎ひて百一歳のわすれ杖
藤代 康明
青流へ躍りて散りぬ山桜
関根 瑶華
山門の仁王にからむ黒揚羽
石川 笙児
畔道の土筆はるかに讃岐富士
佐藤 浩章
仏の座いちはやく咲く春の道
秋山 典子
花の雲大志抱き立つ天守
池田 勝
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