池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 清水麻利子

すれ違う花がら・水玉・ストライプ
コロナに負けぬとマスクのパレード
菅谷 妙進
老いて知る夜半のめざまししみじみと
「深夜便」聴く音の楽しみ
菊地 蓮子
何だろうホウキの手止め見わたせば
「カタカタカタ」とありがとうの卒塔婆
露崎 義雄
春うらら眩しき夕日を肘笠に
避けて歩ける女性のいくたり
水野 博子
空きの出た特養ホームを切り出せず
母に話すは梅雨近きこと
鈴木 啓治
妻の手をしっかりつかみ夕散歩
梅雨の晴れ間の五千歩めざし
切通 耕道

俳句 選者 能村研三

照り翳り吐息のやうに半夏生
関根 瑶華
闊達な暮らし遠のく水中花
古居 芳恵
雲の峰より雲の鳳凰生れけり
石川 笙児
三尺玉一丁夏を締めにけり
阿部眞佐朗
結願寺や泰山木の花咲ふ
小形 博子
自粛とは疲れるものよ蟇
山室伊津子
捩り花辿りて今日の墓参かな
酒井 智章
カーナビ通りハンドルさばき麦の秋
今里 隆

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