池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 清水麻利子

池上の駅から仰ぎ見る
五重塔の荘厳の美を
菊地 蓮子
ランドセル赤青黄色いさむ足
老婆もはやる薫風の朝
西嶋 弘子
北帰行ロシアへ向けて鶴の群
天空黒く一万のつる
切通 耕道
鈴なりのキンカン食みし小鳥等の
酢っぱかろうに我も唾のむ
辻井 良枝
縄跳びの縄と足とがかみ合わず
焦れる児の背撫でるパパ笑みて
佐藤 節枝
コバルトの大花瓶似合う八重櫻
天女の舞いか眼を凝らし見つ
佐藤 節枝
おぞましきヤングケアラーの実態よ
ここにも重き格差の萌芽
立花三千男
子も孫もおのが世界を拓きゆく
老兵われは落花愛でいる
立花三千男
二日がかり手作り凧を揚げ競う
校庭にまた歓声あがる
秋山 典子

俳句 選者 能村研三

しなやかに釣竿を握る桃の村
阿部真佐朗
五右衛門とふ渾名は嫌ひ葱坊主
石川 笙児
十薬の香りの中に野の仏
酒井 智章
猫車菜の花畑の只中に
岩波 博庸
船べりに日蓮の鯛春の海
小形 博子
草青む丸い地球に腰おろす
関根 瑶華
キッチンのヘルシーレシピ夏はじめ
菊地 光子
涙には何色あるやチューリップ
小藤真由美
うららけし妻バイエルをさらひをり
阿部 直己
八重の桜はさみどりのなか満開に
桜木 園子
つばくらめ軒内に又来てくれました
今里 隆

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