池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 清水麻利子

池上の梵鐘聴こゆる久が原の
住み処偲ばるお会式の夜は
櫻井 俊子
秋彼岸檀家まはりの若き僧
白き鼻緒の草履を揃ふ
田中 吉枝
夕焼けの色移りたる山の辺や
羽毛布団を招聘すべし
山田 翔
チャルメラの音なつかしく聴く母に
何売ってるのと子の声かかる
増島 淳隆
この夏も広島長崎逝く民の
心やすけき時はいづこに
瀧口 陽耕
久しぶり我が地の城の土を踏み
登城はせたご先祖思ふ
西嶋 弘子

俳句 選者 能村研三

天高し伴走に鳴る腰の鈴
菊地 光子
人悼むための飲食十三夜
関根 瑶華
筑波嶺のむらさきいろや月を待つ
石川 笙児
この年もお会式桜盛りなり
酒井 智章
相輪のいぶし光りや秋深む
小形 博子
一山の読経積みゆく日蓮忌
岩波 博庸
衣被ほつこり並ぶ路地の店
阿部 直己
廃屋の日差しに絡む烏瓜
竹田 絹子

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