池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 清水麻利子

この山に朝まだ早き誦す経は
慈悲心鳥の声と身に沁む
三瓶 宗正
照らされて月に明るき参道は
争ひもなく煩ひもなし
三瓶 宗正
小枝には雀の親子並んでる
巣箱が二つバス停近く
菊地 蓮子
ティー友に短歌が載ったよ見て見てと
燥げる吾の眼キラキラ
辻井 良枝
友からの旅の絵はがき届きたり
いつか一緒に旅をしようと
秋山 典子
休み終え弾ける声す通学路に
蜻蛉飛び交い猫じゃらし揺れ
浦野 みよ
ごみ袋をしかと縛りて出す朝の
我の心も閉じこむる雨
秋本 和子
年老いし父母との旅にシンガポール
出国ゲートに車椅子待つ
松田 恵子

俳句 選者 能村研三

外壁にあくた一条出水あと
古居 芳恵
故人の名消せぬケイタイ秋の虹
小形 博子
円満が円居の至宝豊の秋
峰崎 成規
夕富士へ一気に投網を思ひきり
伊藤よし江
西方は十万億土や朴は実に
藤代 康明
園児らのメット寄り合ふ防災日
酒井 智章
良き友と肴のありて新走り
関根 瑶華
七夕や両親よりも永らへり
石川 笙児
墓参り父に聲掛け聲を聴く
佐藤 浩章
孫帰る黙の空間吾亦紅
池田 勝

ここで掲載している「短歌・俳句」を始め、月刊『池上』には、様々な記事を掲載しています。どなたでも年間購読(1200円/年)が可能です。ご希望の方は、下記「年間購読フォーム」にてご連絡下さい
年間購読フォーム

過去の記事