池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 清水麻利子

書初やジャコウの香満つ静寂さ
大筆手にしひ孫ら笑顔
切通 耕道
新春のテレビの琴音に母恋し
手ほどきくれし「六段」の調べ
菅谷 妙進
農作業やっと終って山開き
人は落ち着き神はあわてる
増島 淳隆
懐かしい童謡の調べ聴く午後は
「赤いくつ・海」心ほのぼの
菊地 蓮子
終息を祈り願う日コロナ禍の
題目となえ千羽鶴おる
西嶋 弘子
病院に薬剤師として勤務する
孫よがんばれ吾も気を付ける
秋本 和子
もういいね君が遺せしもろもろも
済印入れる終活リスト
立花三千男
波の音月の光を夫は受け
今宵は優し旅にしあれば
筆谷 幸子

俳句 選者 能村研三

門松立つ鷹匠・紺屋・厩町
石川 笙児
初湯して太初の光あふれけり
阿部真佐朗
干支手拭い掛けて目出たく初手水
酒井 智章
屠蘇祝ふの妣の好みし結城着て
古居 芳恵
剥落の仁王の眉間冬の雷
小形 博子
狐火や深川洲崎十万坪
菊地 光子
極月の雲が雲追ふ早さかな
関根 瑶華
どの道も寒夕焼けの影を引き
岩波 博庸
万蕾の息ひそめゐる冬の空
竹田 絹子
豆を煮る音ことことと年暮るる
阿部 直己
納得の一句が欲しと初日記
山室伊津子

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