短歌・俳句(過去の投稿 2023/03)
このページは、池上本門寺『池上誌』に投稿された過去の俳句です。最新の投稿はこちらの池上本門寺 短歌・俳句をご覧下さい
短歌 選者 清水麻利子
まよいつつ印刷済みの賀状買う
筆・墨・すずり捨てかねており
筆・墨・すずり捨てかねており
菅谷 妙進
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箱根路を大学駅伝のぼりゆく
見ている我も足を動かし
見ている我も足を動かし
菅谷 妙進
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賀状を手に友の安否にほっとする
我も年老い息災祈る
我も年老い息災祈る
西嶋 弘子
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うさぎ年に喜寿を迎えしこれからは
命と向き合う蝋梅香る
命と向き合う蝋梅香る
菊地 蓮子
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年明けて独り居の日々戻りつつ
少しの咳と微熱とともに
少しの咳と微熱とともに
小林みよ子
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今さらに亡妻の祈りに感じいる
すっかり借りが嵩んでしまって
すっかり借りが嵩んでしまって
立花三千男
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病癒え車椅子でも祝いだと
湯けむりむせぶつかる幸せ
湯けむりむせぶつかる幸せ
辻井 良枝
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日だまりに籠もりしわたし誘われて
風花の便り届きし季めぐる
風花の便り届きし季めぐる
辻井 良枝
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師走雨枝にたまりし雫落ち
枯草揺らし濃き紅を成す
枯草揺らし濃き紅を成す
秋山 典子
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俳句 選者 能村研三
日に百の腕立て伏せや去年今年
阿部真佐朗
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初風呂や未だ盛り上がる力瘤
石川 笙児
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百磴を子と駆け上がる初詣
古居 芳恵
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晩年とは死後に言ふこと冬の虹
関根 遥華
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初音かなバス終点で折り返す
峰崎 成規
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松風や心清めて初点前
酒井 智章
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一茶忌の地蔵に赤き毛糸帽
菊地 光子
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競り走るマラソンの子等霜の朝
小形 博子
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遠富士に眼福もらふお元旦
伊藤よし枝
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天をつく胸びれ爆ぜて勇魚跳ぶ
竹田 絹子
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呼び鈴を押すは幼児今朝の春
岩波 博庸
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書初の鴨居に並ぶ品評会
池田 勝
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