短歌・俳句(過去の投稿 2019/09)
このページは、池上本門寺『池上誌』に投稿された過去の短歌と俳句です。最新の投稿はこちらの池上本門寺 短歌・俳句をご覧下さい
短歌 選者 山中登久子
豊葦原の瑞穂の国の「こしひかり」
塩結び食う昭和ひとけた
塩結び食う昭和ひとけた
飛田 正勝
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門をあけおがら焚く息子と宵しばし
亡き人々の思い出語る
亡き人々の思い出語る
千葉 瓊子
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萌え出づる木立の風の心地よさ
瑞々しき土ふみつつ歩む
瑞々しき土ふみつつ歩む
菊地 蓮子
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妻の手をしっかりにぎり片影を
梅雨の晴れまに夕刻散歩す
梅雨の晴れまに夕刻散歩す
切通 耕道
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新しき令和の年を迎えつつ
友の病の癒えるを祈る
友の病の癒えるを祈る
瀧口 陽耕
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物忘れ疲れに沈み齢を知る
独り身なれば化粧ほどほどに
独り身なれば化粧ほどほどに
奥 貞子
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願わくば選挙公約実行し
社会保障で貧富の差なく
社会保障で貧富の差なく
菅谷 妙進
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環八の青葉若葉の並木道
娘の家へ陸橋を越え
娘の家へ陸橋を越え
切通 喜水
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ただ一人の束縛を待つと書きしより
雲の分布は日々に美し
雲の分布は日々に美し
三国 玲子
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俳句 選者 能村研三
鮎のことなら少年になる恩師
石川 笙児
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炎天より明朝体の男来る
阿部眞佐朗
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蛇消えて草につめたさ残りけり
菊地 光子
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八朔の目高色濃く群れにけり
酒井 智章
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寿ぎの後の放心日雷
山室伊津子
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妻のこゑにふためき走る蜥蜴かな
飛田 正勝
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涼を呼ぶコップに活けし野の草も
辻井 良枝
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老鶯の声法華経に負けていず
増島 淳隆
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夏の夕庭師帰りし庭に出る
今里 隆
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