短歌・俳句(過去の投稿 2018/02)
このページは、池上本門寺『池上誌』に投稿された過去の短歌と俳句です。最新の投稿はこちらの池上本門寺 短歌・俳句をご覧下さい
短歌 選者 山中登久子
寒き日も花の命に魅せられて
日々を生かされ春まつ心
日々を生かされ春まつ心
奥 貞子
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シクラメン並ぶ店先はなやぐに
傘寿の吾を残し夫逝く
傘寿の吾を残し夫逝く
曾山 澄子
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夕暮れに来し方思ふ時のあり
折れる心を句に立て直す
折れる心を句に立て直す
澤邊 茂野
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老いの身にいまだなすべき事のあり
晴耕雨読の日常つづく
晴耕雨読の日常つづく
吉野 芳子
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老いてなお新年の準備にいそいそと
すこやかなれば包丁握る
すこやかなれば包丁握る
石渡 セン
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晩秋の弱きひざしの葉隠れに
オンブバッタはじっとうごかず
オンブバッタはじっとうごかず
村山奈津子
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振り返り感謝したき人幾人も
なべて亡き人米寿迎える
なべて亡き人米寿迎える
飛田 正勝
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その昔天下分け目の関ヶ原
茫々たるや大霜の原
茫々たるや大霜の原
石川正三郎
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成道会の穏やかな午後折鶴に
祈りの文字を書き添えにけり
祈りの文字を書き添えにけり
菊池 蓮子
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俳句 選者 能村研三
義士の日や三縦列にまつ電車
菊地 光子
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竜の玉吉良に表裏のありにけり
石川 笙児
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灯台の白さは冬の息の色
阿部眞佐朗
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ごつごつと丸く納まり柚子湯かな
酒井 智章
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病み上がり七草粥をお代わりす
飛田 正勝
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一陣の風に舞ひ散る銀杏かな
辻井 良枝
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冬日和老舗の宿に俳句箱
今里 隆
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阿吽とは父母のこと梟よ
山室伊津子
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