短歌・俳句(過去の投稿 2019/08)
このページは、池上本門寺『池上誌』に投稿された過去の短歌と俳句です。最新の投稿はこちらの池上本門寺 短歌・俳句をご覧下さい
短歌 選者 山中登久子
墨磨りて王義之の書を学ぶ我
梅雨入りの夜の作品制作
梅雨入りの夜の作品制作
切通 耕道
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老いの身がらっきょう梅干し漬け終わる
石の重さに来年思う
石の重さに来年思う
奥 貞子
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君失くば紡ぐ言葉も見つからず
虫の音ひとつに心騒がし
虫の音ひとつに心騒がし
五戸 将弘
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背をのばし駅まで歩くわが姿
ビルのガラスに老い映しつつ
ビルのガラスに老い映しつつ
菅谷 妙進
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地に立ちて天を仰ぎて合掌す
うつし身が願ふことも淡くなりたり
うつし身が願ふことも淡くなりたり
長沢 美津
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さす指の先をどこまでのばすなら
心しづまるところにとどく
心しづまるところにとどく
長沢 美津
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日常に変化のありこそひかがみの
肉厚くなりてきたりてあはれ
肉厚くなりてきたりてあはれ
森岡 貞香
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窓に映る遠き灯りの過ぎてゆく
遥かなる日のかつての如く
遥かなる日のかつての如く
伊藤 宏見
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死は一度梅には梅のはなが咲き
雨の降る日は天気が悪い
雨の降る日は天気が悪い
小島ゆかり
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俳句 選者 能村研三
日蓮像みどり織りなす風纏ふ
古居 芳恵
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ふつふつと闘志わき立つ山開き
酒井 智章
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昼酒の酔ひは直球濃紫陽花
石川 笙児
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この島に生まれ育ちし海女の笛
阿部眞佐朗
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麦秋や門を出て行く鼓笛隊
菊地 光子
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地ビールの名前に惚れてもう一本
増島 淳隆
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白内障手術後すべてが夏の色
今里 隆
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