短歌・俳句(過去の投稿 2021/08)
このページは、池上本門寺『池上誌』に投稿された過去の俳句です。最新の投稿はこちらの池上本門寺 短歌・俳句をご覧下さい
短歌 選者 清水麻利子
黄昏にスワンのボートが見つめている
洗足池に待ちぼうけして
洗足池に待ちぼうけして
山崎 蓉子
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梅の実のひと雨毎に色づきて
タイミングみてさあ梅仕事
タイミングみてさあ梅仕事
辻井 良枝
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五月晴れ寺に集いし女性らは
薄茶濃茶の部屋ごと茶会
薄茶濃茶の部屋ごと茶会
切通 耕道
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外国の朝顔の種子芽を出した
どんな話をしてくれるのだろう
どんな話をしてくれるのだろう
増島 淳隆
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ささやかな活動すれば出会いあり
面白すぎるぞ余生と言うは
面白すぎるぞ余生と言うは
立花三千男
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声明の流れる中の幕開きに
「歌舞伎日蓮」響きに安らぐ
「歌舞伎日蓮」響きに安らぐ
菊地 蓮子
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夫が乾し十薬とせしドクダミも
今は雑草小花ごと抜く
今は雑草小花ごと抜く
秋本 和子
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予定なき空白続きのカレンダー
春も過ぎゆきコロナ禍重し
春も過ぎゆきコロナ禍重し
浦野 みよ
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短夜の夕暮に咲く月見草
朝にはしぼむ薄紅色に
朝にはしぼむ薄紅色に
太田 元
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俳句 選者 能村研三
朗々と三大誓願夏歌舞伎
酒井 智章
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怪談と言へば円朝梅雨茸
石川 笙児
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苔の花咲かせ生来意地つ張り
関根 瑶華
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噴水のみな不揃ひに立ち上がる
菊地 光子
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登り来し磴の寄進碑若葉風
古居 芳恵
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氷水待ち詫びてゐる喉ぼとけ
阿部真佐朗
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一茎の山百合ゆるる水しぶき
小形 博子
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成駒の詰め寄る一手青簾
岩波 博庸
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天受くるかたちに蓮の花も葉も
竹田 絹子
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日盛りや女左官の腕の冴え
阿部 直己
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