池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 山中登久子

仰ぎ見る庭木さむざむ冬景色
かがみて嬉し蕗のとうあり
奥 貞子
この村に嫁ぎ何時しか七十年
越え来し苦楽おろそかならず
吉野 芳子
昼眠る習いに慣れて目覚めれば
深夜便聞く「日本のうた」
飛田 正勝
認知症悟りし友の語らいに
昔日の情さらに深まる
瀧口 陽耕
刻ながく肩触れあひて見つめつつ
「さよなら」と言う言いつつ淋し
五戸 将弘
たんぽぽの春待ち顔に咲く庭に
芝生を突ききじ鳩歩む
千葉 瓊子

俳句 選者 能村研三

掲げ吹くトランペット春隣
菊地 光子
野火放ち男ごころも昂ぶらす
石川 笙児
魚捌く厨明かりや春浅し
阿部眞佐朗
渾身の一声一打寒行僧
酒井 智章
残り雪卒寿の歩幅狭くする
飛田 正勝
さきがけの存在感や蕗の薹
山室伊津子
春寒やマラソン人の息荒く
坂本美恵子
氷上にぬいぐるみの熊飛んでくる
増島 淳隆
初春に今のいのちに合掌す
今里 隆

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