池上本門寺を読む

短歌・俳句

『池上誌』に投稿された短歌・俳句をご紹介します

短歌 選者 山中登久子

年重ねまた一歩老いに近づきぬ
薔薇の一枝白き壷に挿す
佃かね子
連休に心の引き出し整理する
懐かしき友も傘寿になりぬ
石渡 セン
去年の夏豪雨に崩れし裏の土手
術なきままに梅雨入りとなる
吉野 芳子
数々の病乗り越え今を生きる
授かりし命感謝あるのみ
奥 貞子
ありとある薬試して生きている
友の便りに「肺がん」の文字
飛田 正勝
ありがとうそのひとことでがんばれる
相手を敬う仏のように
天間 泰湧
わが胸に抱き赤子の温もりに
幸せいっぱいみなさん和む
村上登三江

俳句 選者 能村研三

鳴き龍は涙もろきか梅雨しきり
酒井 智章
夕蛍時には酒を薬とす
石川 笙児
那谷寺の句碑読みをれば河鹿笛
山室伊津子
お題目全山に湧き夏木立
阿部眞佐朗
桜餅買ふて戻るや桜橋
飛田 正勝
燕さん池の水面低飛行
辻井 良枝
矢のやうに指す木漏れ日緑さす
今里 隆
納骨の明日に控えて星涼し
増島 淳隆

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