百万遍唱題修行
第九期結願法要

 八月八日(月)午前十一時より大堂において、疫病得度退散を祈る第九期百万遍唱題祈願の結願法要が、菅野日彰貫首導師のもと本門寺山務員総出仕にて営まれました。
 五月二日から行われておりました第九期では12万345遍のお題目が奉納され、総計は1億7096万2657遍となりました。
 菅野貫首は「現在、これまでに無い拡がり方をしておりますが、基本的な対策を怠ること無く続けましょう」と呼びかけられました。
 また、八月十一日から百日間かけて第十期新型コロナウイルス疫病得度退散百万遍唱題祈願を奉行いたします。皆様におかれましては引き続き共にお祈りくださいますようお願い申し上げます。なお、お題目の奉告用紙はこちらからダウンロードして頂けます。お唱え頂いたお題目の数を記入し、参拝部まで郵送かFAX(参拝部直通)にてお送り下さい。詳細は参拝部までお問い合わせください。
【電 話】 〇三-三七五二-二三三一
【FAX】 〇三-六四一〇-五〇〇一

  頭痛封じのご祈祷
ほうろく加持

 七月二十三日(土)長栄堂において毎年土用の丑の日に営まれる「ほうろく加持」が行われました。
 ほうろく加持とは頭痛封じを祈る日蓮宗独自の加持祈祷です。生まれ年を記入した頭痛封じの御守りを頭上に載せ、さらにその上からお盆の迎え火などで使用される素焼きの「ほうろく皿」をかぶせ、「もぐさ」のお灸を据えます。もぐさに火がつくと徐々に燃え広がり、次第に熱が皿に伝わり、頭頂部を熱していきます。ここに加持祈祷を行って頭痛封じを祈ります。
 当日は猛暑日となりましたが、もぐさの香る堂内に迫力あるお経が響くと、参詣者は暑さを忘れたように一心に祈りを捧げていました。

  大森蒲田仏教会主催
盆供養追悼会

 八月四日(木)の午前十一時より、大森蒲田仏教会主催の盆供養追悼会が本殿にて営まれました。大導師は菅野日彰貫首、副導師は木内隆志執事長と今川高之浄心居執事が務め、本門寺山務員と学僧の計八名が出仕しました。
 本年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、松原忠義大田区長、大森蒲田仏教会役員、戦没者遺族会の限られた人数のみの参列とさせていただきました。
 法要中、菅野貫首はご宝前にて戦没者の慰霊のための表白文を読み上げると共に、相次ぐ災害や疫病、世界で起きる戦争の犠牲者の御霊に回向を捧げました。また松原大田区長が追悼の言葉を読み上げ、戦没者の慰霊と共に今日の日本を築き上げてくれた先人へ感謝を捧げました。
 法要後、菅野貫首は法話の中で「いまこそ〝自分が一番かわいい〟という心を正しましょう」と呼びかけられました。当日は大変な雷雨となり、まるで空襲を再現しているかのようでした。追悼の思いが通じたのか、法要後は雨も止み落ち着いた天候となっていました。

  ご先祖の御魂に回向する
み魂まつり法要

 八月四日(木)午後六時より、大堂に於いて木内隆志執事長導師のもと、み霊まつり法要が営まれました。
 この法要では、経木(きょうぎ)塔婆(とうば)(小さな塔婆)に先祖代々や亡き方のお戒名を書き記し、大堂の日蓮聖人の御前にお祀りしてご回向を捧げました。
 当日は厚い雲に覆われ、時折激しい雨が打ちつけておりましたが、薄暗い堂内を照らす幻想的な明かりが心を落ち着かせてくれました。

  訃報
村上豊さんご逝去

 長年にわたり池上誌の表紙絵を担当頂いておりました画家の村上豊さんが七月二十二日に八十六歳でご逝去されました。
 ユーモアと温かみのある作風で親しまれ多くの小説・週刊誌・新聞の連載の挿絵や絵本の原画・書籍の装幀を手掛けられました。
 池上本門寺第八十二世酒井日慈貫首と親交が深く酒井貫首が晋山した平成十二年より池上誌の表紙絵を担当してくださいました。
 長年にわたるご功労に感謝申し上げますと共に衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

  ご苦労様でした
7月の団体参拝

  • なし