池上本門寺参与本山
寂光山龍口寺法灯継承式

 令和6年6月7日(金)本山片瀬龍口寺の法燈継承式が営まれ、第十五世本間日恩貫首より第十六世鈴木日沾(にちでん)貫首に法燈が受け継がれました。
 龍口寺は龍口法難で日蓮聖人が首を切られる寸前までいった処刑場の跡地に立つ池上有縁の本山です。弘安五年10月13日に日蓮聖人がご入滅された後、直弟子の日法聖人が延元二年(1337)に「龍ノ口法難の霊跡」として一堂を建立し、自作の日蓮聖人像と、首の座の敷皮石を安置したのが始まりです。毎年9月12日を「龍口法難会」と定めて、厳粛にかつ盛大に大法要が営まれています。特に12日の夕刻から夜にかけ近在講中の人たちによる万灯が奉安され、門前には夜店も立ち並び、大変な賑わいを見せます。
 この度ご退任される本間貫首は十六年間に渡りこの霊跡を護持されました。特に令和2年9月12日、コロナ禍の中で龍口法難七五〇年の宗門法要を奉行会総裁として円成されました。そして新たに晋山された鈴木貫首は若かりし頃に池上本門寺で修行され、平成31年4月より令和4年3月まで池上本門寺の執事長を務められました。退任後も本門寺復歴第十六世日樹聖人の墓参へ同行されるなど、大変ご縁の深い方です。これを機会に、ぜひ龍口寺へご参詣下さい。

  令和六年能登半島地震
義捐金募金活動報告

 池上本門寺が育成するボーイスカウト大田第十七団が、例年お正月の三ヶ日に行っている募金活動に続き、2月3日の節分追儺式・3月20日の彼岸中日・4月6日~7日の本門寺春まつりの機会に、池上本門寺・日蓮宗スカウト連絡協議会・ボーイスカウト大田第十七団(池上朗子スカウト)の三者合同事業として本門寺境内を会場に本年一月一日に発生した能登半島地震被災者支援のための募金活動を行いました。
 ご参詣の皆様の意識が非常に高く、スカウト達の呼びかけに応じて下さる方に恵まれ、大変多くの募金が集まりました。皆さまからお預かりした大切な義捐金は、日蓮宗石川二部宗務所・ボーイスカウト石川県連盟・石川県珠洲市本住寺・東京南部社教会へお渡しし、現地の方々には池上本門寺木内隆志執事長(大田第十七団育成会長)の現地訪問の折、直接現地にお届けしました。南部宗務社教会には総会の折に山口顯辰布教部執事(大田第十七団団委員長)よりお渡ししました。
 募金にご協力下さった、本門寺ご参詣の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

  ご苦労様でした
5月の団体参拝

  • 15日 福岡県 善應寺 23名
  • 20日 長崎県 本覚院 25名
  • 30日 高知県 蔵福寺・本正寺・細勝寺・妙栄寺・妙像寺合同参拝団 16名