令和六年 甲辰(きのえたつ)
新春初詣

 午前零時、除夜の鐘第一打目と共に令和六年が幕を開けました。境内に集まった大勢の参拝者は喜びの声を上げていました。大堂では菅野日彰貫首導師による新春特別開帳が営まれ、新年の慶びを分かち合いました。
 元日は新年の福徳を頂こうと大勢の参詣者が訪れ、大堂前には期待に満ちた人々で長蛇の列ができるなど大変な賑わいとなりました。また境内では日光猿軍団による猿回しが披露されるなど、新年を祝う明るい雰囲気に包まれていました。

  新年恒例
池上法類新年会

 1月6日(土)、池上法類新年会が催され、午前11時から大堂と本殿にて菅野日彰貫首導師のもと法要が厳修され、続いて朗峰会舘へ席を移したのち新年祝賀会が催され、菅野貫首より新たに住職となった二名に池上の紋があしらわれた輪袈裟が授与されました。
 また、菅野貫首より新年の挨拶の中で元日に発生した能登半島地震について、池上法類一丸となって復興支援に協力していくことを呼びかけられました。この度の震災で被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

  第八十世 金子日威聖人
第三十七回忌法要

 令和5年12月8日(金)当山第八十世文妙院日威聖人・金子日威聖人の三十七回忌法要が本門寺本殿において営まれました。文妙院日威聖人は第四十二代、四十四代、四十五代日蓮宗管長、池上本門寺第八十世、比企谷妙本寺第七十六世、池上永壽院第二十八世、八潮市妙光寺第三十九世を歴任されました。殊に昭和40年、59歳の若さで本門寺へ晋山されると、戦後復興に尽力されました。
 前日の7日(木)午後3時からお逮夜法要が営まれ、菅野日彰貫首導師のもと遺弟・池上山内寺院・本門寺内局・山務員が参列しました。
 翌日、8日の午前11時から三十七回忌法要が営まれ、菅野貫首導師のもと参与本山の片瀬龍口寺・本間日恩貫首、大坊本行寺・中野日演貫首、真間弘法寺・鈴木日晋貫首、清水海長寺・中條日有貫首、比企谷妙本寺・鈴木日敬貫首に加え、ご縁の深い中山法華経寺・新井日湛貫首、谷中瑞輪寺・井上日修貫首にご臨席賜り、法類委員・遺弟・遺族・池上山内寺院ご参列のもとご回向を捧げました。

  年末恒例
江戸千家御供茶式 並び 茶筅供養会

 令和5年12月9日(土)、池上本門寺の恒例行事である茶筅供養会に併せ、江戸千家御供茶式法要が大堂において営まれました。
 江戸千家流祖・初代川上不白は生家が日蓮宗(新宮本廣寺)の檀徒で、京都での修行時代に本法寺の中興・日詮上人との親交がご縁となり、東京の谷中安立寺(住職・越塚裕規上人)を菩提寺とされました。この仏縁により、毎年江戸千家御供茶式を営んでいます。
 午前十一時より大堂に於いて菅野日彰貫首導師、安立寺・越塚裕隆上人ご臨席のもと御供茶式並びに茶筅供養会法要が営まれました。読経の声が響く中、前家元・探源齊不白宗匠のお手前で濃茶と薄茶が点てられ、日蓮聖人の元へ捧げられました。式中、集められた茶筅の抜魂祈祷を行い、お世話になった茶筅へ報恩の誠を捧げました。
 大堂での法要後、大堂裏にて木内隆志執事長導師のもと浄焚式が営まれ、山口顯辰学監修法導師のもと茶筅をお焚き上げしました。

  冬至には
仁王尊像お身拭い式

 令和5年年12月22日(金)午前11時より、仁王門において木内隆志執事長導師のもと仁王尊像お身拭い式が営まれました。読経中に僧侶が柄の長いはたきで左右の仁王尊の煤(すす)を払い、一年間の感謝を捧げました。
 法要後、布巾を手にした参列者が仁王門の内部へ入り、高さ三・六メートルの仁王尊像を持参した手ぬぐいで拭き清め、仁王尊の丈夫な身体にあやかり、身体健全を祈りました。

  四年ぶりの開催
第三十九回朗子の森バザー

 令和5年12月9日(日)午前11時より池上本門寺朗子会館にて朗子の森バザーが開催されました。
 池上本門寺の育成する朗子クラブ・池上スポーツクラブの各家庭から持ち寄られた品々に加え、青少年健全育成活動にご協力を頂いております寺院の皆様よりいただいた品々が並びました。
 また、模擬店では食事やゲームが提供され、手作り感満載の明るく元気なイベントとなりました。

  ご苦労様でした
12月の団体参拝

  • 5日 本門仏立宗第十一支庁修学塾 10名
  • 14日 山形県 日照寺 10名
  • 20日 本門仏立宗第十一支庁修学塾 6名