宗祖四大法難
松葉ヶ谷法難会

 8月27日(土)午前11時より、大堂に於いて宗祖四大法難のひとつ、松葉ヶ谷法難会が菅野日彰貫首大導師のもと営まれました。
 文応元年(一二六〇)7月16日、日蓮聖人は現在の鎌倉光則寺、宿屋入道(やどやにゅうどう)の屋敷にて『立正安国論』を入道に委託し、鎌倉幕府の最高権力者である五代執権・北条時頼へと奏上します。文中で当時頻発した数々の災害の原因は法華経をよりどころとした政治を行わないことにあると指摘し、幕府や関係する各宗派から大きな反発を受けます。結果、8月27日夜中に松葉ヶ谷の草庵が襲撃を受け、草庵周辺は灰燼に帰します。言い伝えによると、白い猿が日蓮聖人を導き、現在の逗子お猿畠(さるばたけ)法性寺へ避難することで難を逃れたとされています。
 法要には本門寺信行会の会員が参列し、共に読経を捧げ、団扇太鼓を打ち鳴らしてお題目をお唱えして、日蓮聖人の御遺徳を讃えました。

  第六回
ペットのための合同供養会

 8月28日(日)午後2時より、本門寺本殿において、ペットのための合同供養会が木内隆志執事長導師のもと営まれました。
 法要にあたり、愛するペットのご遺骨や遺影、思い出の品を祭壇へ飾り、共に読経・唱題にて供養を捧げました。
 法要後、宇澤淨進法務部執事導師のもとペットのための墓地「池上の杜」にて墓前経を行い、参列者はお焼香を手向けて、一心にペットの冥福を祈っていました。

  南部の火祭り
卒塔婆お焚き上げ供養

 毎年八月十五日に身延山久遠寺のふもとである南部町で「南部の火祭り」が行われています。この火祭りは江戸時代初頭から続く伝統行事で、近隣の日蓮宗寺院が中心となって協力し開催しています。なかでも町内外の寺院から集められた卒塔婆を積み重ねて作られる「百八たい」という大きな松明が有名です。
 本年はトラック二台分、約三千本が本門寺から富士川まで運ばれ、大松明の一角に組み込まれまれ、お焚き上げ供養されました。

  元気いっぱい
朗子クラブ夏の活動

 池上本門寺が育成する朗子クラブと池上スポーツクラブは、毎年夏にキャンプや合宿を行っています。
 朗子合唱団は、8月3日から5日まで山梨県河口湖で合宿を行い、小学三年生から高校二年生の団員に加え卒団生も参加し、総勢二十名での合宿となりました。毎回恒例のソロコンサートを開催し、団員ひとりひとりの歌声をしっかりと聞く事ができました。
 朗子スカウト(ボーイスカウト大田第十七団)は、年間プログラムの総まとめとして栃木県那須野営場を会場に8月12日から21日まで、団全体のキャンプを行いました。
 ベンチャー隊は11日から17日まで独自のプロジェクトとして京都・奈良方面を自転車で移動キャンプを行い、大文字焼きの薪組を手伝うなど貴重な経験をさせていただきました。17日より団へ合流し、那須野営場で年少部門への食堂奉仕を行いました。ボーイ隊は12日に本門寺を出発し、那須野営場でキャンプを行い、これまで培ってきた技能を活かした那須岳へのトレッキング等、充実した内容となりました。カブ隊は18日から参加し、三泊四日の中で一年間の集大成として組の仲間と真夏の大冒険をテーマに活動しました。最年少のビーバー隊は19日から参加し、仲間と仲良く二泊三日を共に過ごしました。
 総勢百六十名が揃った二十日の朝、山口顯辰学監導師のもと礼拝が行われ、菅野日彰貫首ご染筆の大曼荼羅御本尊を掲げて読経・唱題を捧げました。また同日夜に団キャンプファイヤーを行い、より一層親睦を深めることができました。
 池上スポーツクラブは、7月23日から25日にかけて国立那須甲子青少年自然の家にてサマーキャンプを開催しました。8月8日から9日で愛川ふれあいの村にてエンジョイキャンプを開催しました。8月27日から29日にかけて大仁瑞泉郷にて体操合宿を開催しました。それぞれ大勢の会員が参加し、集中した練習と共に仲間と楽しみ大いに盛り上がりました。

  三義地域おこしの会
本が完成しました

 本誌で連載中の「土のぬくもり」筆者松井教一上人が携わった三義地域おこしの会が、この度「美しい里山の村 行き逢う子らの美しき村――伊那市高遠三義――」を発行されました。
 第一章「歴史編」、第二章「聞き書き百年の暮らし」、第三章「未来へ」と題した三部作となっています。「土のぬくもり」本文でも度々触れられてきた法華道についての解説が写真を交えて掲載されています。
 詳細は、三義地域おこしの会へお問い合わせ下さい。
電話 0265(94)3799

  ご苦労様でした
8月の団体参拝

  • 8日 本門仏立宗第八支庁修学塾 6名