疫病得度退散
第十一期 百万遍唱題修行結願法要

 疫病得度退散を願い、令和2年2月21日より一日一萬遍、百日百萬遍の唱題祈願を実践してまいりました。そして2月24日(金)午前11時より菅野日彰貫首導師のもと、大堂に於いて第十一期の百萬遍唱題修行結願法要が奉行され、日蓮宗寺院檀信徒、當山檀信徒より956万9178遍の助行のお題目が奉納されました。これにより総計は2億645万7000遍となりました。お題目の奉納をいただきました皆様に深く感謝申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症は未だ終息の兆しは見えておりませんが、世情を鑑み第十一期をもちまして納める運びとなりました。今後は日々の朝勤、昼勤、夕勤に於いて疫病得度退散の祈願を継続して行ってまいります。
 皆様の祈り、皆様の唱題修行が疫病得度退散の為、世界平和の為、そして皆さま方ご自身の安穏の為となりますよう、これからも引き続きお題目をお唱えいただきますようお願い申し上げます。

  ふたつの御聖日
釈尊御涅槃会(しゃくそんごねはんえ)・宗祖御降誕会(しゅうそごこうたんえ)

 2月15日はお釈迦様が涅槃に入られたご聖日として、本殿に縦約三メートル、幅約二メートルの「涅槃図」を奉掲し、釈尊御涅槃会を営んでおります。菅野日彰貫首導師のもと読経唱題のご回向が捧げられ、法華経を説き遺してくださったお釈迦様に感謝の想いを届けました。
 続く16日は宗祖御降誕の御聖日です。日蓮聖人は貞応元年(1222)、千葉県安房小湊で漁師の家にお生まになられました。ご生誕の折り、にわかに庭先から泉が湧き出し産湯に使ったとされる「誕生水」、浜辺に青蓮華が咲いた「蓮華ケ渕」、海面に大小の鯛の群れが集まった「妙の浦」という「三奇端」が今に伝えられています。大堂において菅野日彰貫首導師のもと法要が営まれ、参列した信行会会員と共に報恩の誠を捧げました。

  池上本門寺学僧
寒行の行脚を奉行

 池上本門寺で修行生活を送る学僧たちが、2月5日(日)から五日間に分けて寒行を行いました。
 5日(日)は本門寺通り商店街から微妙庵、6日(月)は表門前の寺院を参拝、7日(火)は裏門前の寺院を参拝、9日(木)は蒲田の寺院を参拝し、最終日の10日(金)は大坊本行寺と久が原の寺院を参拝しました。
 コロナ禍の折りには本門寺境内のみを行脚するなど小規模の開催でしたが、本年は町中に御題目と太鼓を響かせることができました。

  微妙庵
初寅祈祷会

 2月6日(日)、微妙庵で初寅祈祷会が営まれました。立春後最初の寅の日に毘沙門天に参拝すると福徳を授かるとの伝承から初寅祈祷会が営まれるようになりました。
 午前11時の第一座は木内隆志執事長導師のもと、午後2時の第二座では菅野日彰貫首導師のもと法要が営まれ、参列者は一心に読経唱題を捧げていました。法要後に縁起物の福寅が配られ、受け取った参詣者は愛くるしい姿に笑みを浮かべていました。

  微妙庵へ避難する
徳持幼稚園 避難訓練を開催

 2月20日(月)午前10時より、微妙庵のすぐご近所にある徳持幼稚園が避難訓練を行いました。
 訓練は園の東側より出火した想定で開始、ベルが鳴り響く中、防災頭巾を被った園児達は先生に引率されて微妙庵の境内へと歩いて避難しました。
 訓練後に微妙庵主任の針原伸広師は「怖くなかったですか?何かあったらいつでも微妙庵に駆け込んで下さいね」と園児達に呼びかけていました。

  立正大学駅伝部
表敬訪問・必勝祈願

 2月24日(金)、平成30年に発足した立正大学駅伝部の監督とコーチが菅野日彰貫首を表敬訪問し、大堂にて必勝祈願を受けました。
 駅伝部監督は中村孝生さん。中村監督は箱根駅伝で区間賞を受賞、幻のモスクワ五輪で陸上長距離の日本代表に選出された経歴の持ち主です。コーチの小縣佑哉さん、スカウト担当の西川路健児さんらと共に菅野日彰貫首を表敬訪問し、菅野貫首より激励を受けました。表敬訪問の後に大堂にて必勝祈願を受け、選手育成への決意を新たにしました。
 立正大学駅伝部では選手を目指す学生さんを募集中との事です。今後の活躍に期待し、皆様からの応援をお願い申し上げます。

  文教大学附属小学校
卒業生納経式

 3月1日(水)午前10時より、本殿にて毎年恒例となっている文教大学附属小学校の卒業生たちによる写経が納められました。
 山口顯辰学監導師のもと、ご宝前に写経をお供えして共に読経と唱題を捧げました。子供達は合掌し、一生懸命に祈っていました。

  ご苦労様でした
2月の団体参拝

  • 10日 宮崎県 妙源寺 14名
  • 27日 神奈川県 第二部寺庭婦人会 13名