宗祖日蓮聖人立教開宗第七六九回慶讃
法華経千部読誦会

 令和三年四月二十七日(火)から二十九日(木)の三日間にわたり宗祖日蓮聖人立教開宗第七六九回慶讃法華経千部読誦会が大堂にて営まれました。
 例年、全国より有縁の僧侶・檀信徒が集まり盛大な法要が営まれておりますが、昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため山務員のみの出仕となりました。また、初日は菅野日彰貫首が日蓮宗管長として清澄寺での法要導師のため、ご名代として当山参与本山大坊本行寺中野日演貫首が大導師を務められました。

27日(火)午前十時 晴れ 千部会第一座【一之巻・二之巻】
檀信徒各家先祖代々之諸霊追善法要
  • 大導師 中野日演貫首(ご名代)
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監
  • きん座 渋谷泰明
  • 木番 稲葉善顕(一之巻)
  • 同 野村せん生(二之巻)
 本年は感染症対策を十分に施し、信行会会員の皆様にご参列いただきました。また、法要の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」にて生中継を行い、世界中の皆様に発信しました。
27日(月)午後二時 晴れ 千部会第二座【三之巻・四之巻】
池上奉賛会会員各家先祖代々之諸霊追善
  • 大導師 中野日演貫首(ご名代)
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監
  • きん座 鈴木照雄
  • 木番 稲葉善顕(三之巻)
  • 同 天間泰湧(四之巻)
 午前午後ともに風が強く、本門寺を彩る新緑の木々を大きく揺らしていました。二座の法要で大導師を務められた中野貫首は法話の中で「日蓮聖人は法華経こそがお釈迦様のみ教えの真髄であるとされました。その心であるお題目を元気に唱えて参りましょう」と〝コロナ疲れ〟している社会に対し、励ましの言葉を送りました。
28日(水)午前十時 晴れ 千部会第三座【五之巻・六之巻】
宗祖御更衣(ごこうえ)法要
  • 大導師 菅野日彰貫首
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監
  • きん座 渋谷泰明
  • 木番 中筋優之(五之巻)
  • 同 天間泰湧(六之巻)
  • 御更衣(ごこうえ) 山村栄慎(御召講) 宇澤淨進 伊澤文彦 野村せん生
 宗祖御更衣法要にて、日蓮聖人のお衣が冬物から夏物へとお召し替えされます。日蓮聖人の紫衣と七条袈裟をご奉納いただいた本門寺檀信徒有志の皆様より代表十名と、日蓮聖人の白衣をご奉納される武相御召講の皆様が参列されました。
 読経が始まり、金丸三打を合図に紫衣と七条袈裟をご奉納者の代表者により伊澤文彦参拝部執事へ衣が渡され、日蓮聖人の御前に運ばれました。また武相御召講による白衣は行列の導師を務めた山村栄慎総務部執事によって伊澤参拝部執事へ渡されました。
28日(水)午後二時 晴れ 千部会第四座【七之巻・八之巻】
立教開宗慶讃法要
  • 大導師 菅野日彰貫首
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監
  • きん座 渋谷泰明
  • 木番 野村せん生(七之巻)
  • 同 中筋優之(八之巻)
  • 金丸 鈴木照雄
 第四座で一部八巻二十八品すべてを読誦しました。式中、菅野貫首はご宝前へ進み出て日蓮聖人へご報恩と立教開宗の慶びをあらわした慶讃文をお唱えし、参列者は一様に合掌し、立教開宗の慶びを共にしました。
29日(木)午前十一時 雨 千部会第五座
子供たちの健全育成祈願法要
  • 大導師 菅野日彰貫首
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監(修法導師)
  • きん座 中筋優之(木番)
  • 金丸 高野正行
  • 修法 田中智覚 針原伸広 井上達朗 稲葉善顕 天間泰湧 渋谷泰明 小西良祐 小野啓雅
 本門寺第八十世金子日威貫首以来、本門寺貫首に命名された方、初参りや七五三祈願をされたお子様、本門寺の年中行事に出仕されたお子様、更には本門寺の青少年健全育成活動の朗子クラブ・池上スポーツクラブの子供達の健やかな成長を願い、世界の未来を担うすべての子供達の健全育成を祈願しました。
29日(木)午後二時 雨 千部会第六座
世界平和祈願並び新型コロナウイルス疫病得度退散祈願法要
  • 大導師 菅野日彰貫首
  • 副導師 鈴木弘信執事長
  • 同 山口顯辰学監(修法導師)
  • きん座 中筋優之(木番)
  • 金丸 一戸将弘
  • 修法 田中智覚 針原伸広 井上達朗 稲葉善顕 天間泰湧 渋谷泰明 小西良祐 小野啓雅
 新型コロナウイルスの早期終息を願い、読経を捧げて心を一つにし、お題目をお唱えして新型コロナウイルス・疫病退散を祈りました。また、菅野貫首は祈願文の中で立正安国論の一節「汝、須らく一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷るべき者か」の文を引き、日蓮門下として世界中に蔓延する病魔得度退散を祈り、さらには病気で亡くなられた方々の霊位に回向を捧げました。

  五重塔
特別開帳&平和祈願法要

 四月三日(土)と四日(日)の二日間にわたり池上本門寺の五重塔特別が行われ、三日の午後一時より平和祈願法要が営まれました。池上本門寺の五重塔は徳川二代将軍秀忠公の病気平癒祈願をはじまりとして建立され、以来四百年以上一度も倒れることなく現存する関東最古の五重塔です。
 四月の第一土日で特別開帳を行っており、五重塔前での特別祈願や限定御朱印、五重塔の形を模したお守りが頒布されました。なお、三日の午後一時より鈴木弘信執事長導師のもと平和祈願法要が営まれ、四百年以上倒れることなく池上の地を見守り続けた五重塔にあやかり、世界の平和と疫病得度退散を祈りました。

  お釈迦様のお誕生を祝う
釈尊御降誕会

 四月八日(木)午前十時より本殿において菅野日彰貫首導師のもと、お釈迦様の誕生を祝う花まつり法要が営まれお釈迦様への報恩感謝を祈りました。
 菅野貫首は、お釈迦様がお生まれになってはじめて語られた「天上天下唯我独尊」のみ教えのように、ひとりひとりが仏さまの種を持つ尊い存在である共に、仏さまの花を咲かせていけるよう祈願されました。

  ご苦労様でした
04月の団体参拝

  • なし