第四期・疫病得度退散
百万遍唱題祈願結願(けちがん)法要

 新型コロナウイルス疫病得度退散を願い、令和二年十二月十七日より令和三年三月二十六日まで、第四期・疫病得度退散百万遍唱題祈願が奉行されました。全世界の皆様より一四十二万六三二七遍のお題目が奉納され、これまでの総計は一億三一八九万六八九〇遍となりました。ご協力を賜りました皆様へ篤く御礼申し上げます。
 三月二十六日(金)、午後一時から大堂において第四期の結願法要が厳修され、菅野日彰貫首導師のもと、副導師に鈴木弘信執事長・山口顯辰学監、本門寺山務員総出仕にて一心に祈りを捧げました。読経中、副導師によって皆様から頂戴した助行のお題目をお祖師様へ奉告しました。
 力強い読経に引き続き、山口顯辰学監修法導師のもと本門寺修法師による加持祈祷が捧げられ、百日間の唱題祈願成就の報恩感謝と共に、あらためて全世界の疫病得度退散を祈願しました。
 その後、菅野貫首がご宝前にて結願文えお捧げ、お祖師様のみ教えである立正安国論の一説『汝、須(すべか)らく一身の安堵を思わば、先ず四表の静謐(せいひつ)を祷(いの)るべき者か』を引き、安心を得るためにも周囲の安全や健康、無事であることを祈り、感染防止の行動を続けてゆくよう訴え、一日も早い収束を願いました。また、菅野貫首は法話の中で「感染拡大の第四波がいつ来てもおかしくはない状況です。今一度、互いを思いやる意味で自分自身の身を守ることを忘れないようにいたしましょう」と呼びかけられました。
 池上本門寺では引き続き世界全体の疫病退散を祈る『第五期 新型コロナウイルス疫病得度退散祈願』を奉行致します。〝祈りの心の輪〟を広げ、人類全体で疫病を乗り越えてまいりましょう。どうぞ共にお祈りくださいますようお願い申し上げます。
 なお、助行のお題目用紙は本門寺公式ホームページよりダウンロードしていただけます。お唱えいただいたお題目の数をご記入いただき、本門寺参拝部までFAXか郵送にてお送り下さい。

  僧堂修行の集大成
学僧報恩法要

 三月十二日(金)、午後四時から本殿に於いて学僧の報恩法要が営まれ、菅野日彰貫首が見守るなか、山口顯辰学監導師のもと学僧たちが全員一丸となって法要に臨み、日頃の鍛錬の成果を発揮しました。
 新型コロナウイルスが流行する以前は卒寮生の師僧・ご寺族の皆様に参列をいただいておりましたが、感染拡大防止のため、近隣のご信者のみとなりました。
 学僧たちは法要を通じ、この一年間の修行生活を振り返ると共に、仏様・日蓮聖人にお守りいただいたことへの報恩感謝を捧げました。

  十年目を迎えて
東日本大震災追悼法要

 三月十一日(木)午後二時より、大堂において鈴木弘信執事長導師のもと東日本大震災追悼法要が営まれました。
 新型コロナウイルス感染防止策を施し、信行会会員、地元の大森仏教会会員、震災への思いを強くする有縁の皆様にご参列をいただき、お焼香を捧げていただきました。十年という節目を迎え、犠牲になられた皆様へ哀悼の意を表すると共に、被災地の早期復興、そして何よりもこの災害を通じて得た教訓を忘れることなく、次世代へ伝えてゆきたいと考えます。皆様におかれましては、あらためてご家族ご友人との絆を深めていただきたく存じます。

  新しい第一歩を
学僧卒寮式・上山式

 三月十一日(木)午後二時より、大堂において鈴木弘信執事長導師のもと東日本大震災追悼法要が営まれました。
 新型コロナウイルス感染防止策を施し、信行会会員、地元の大森仏教会会員、震災への思いを強くする有縁の皆様にご参列をいただき、お焼香を捧げていただきました。十年という節目を迎え、犠牲になられた皆様へ哀悼の意を表すると共に、被災地の早期復興、そして何よりもこの災害を通じて得た教訓を忘れることなく、次世代へ伝えてゆきたいと考えます。皆様におかれましては、あらためてご家族ご友人との絆を深めていただきたく存じます。

  訃報
小野清子さんご逝去のお知らせ

 当山檀家で池上スポーツクラブ顧問の小野清子さんが三月十三日に亡くなられました。
 小野清子さんは昭和三十九年東京五輪の体操女子団体総合で銅メダルを獲得し、選手引退後は参院議員として政界でも活躍されました。夫で小野喬(たかし)さん(東京五輪体操男子団体金)と当山第八十二世酒井日慈聖人が協力し、日本初の民間スポーツクラブである『池上スポーツ普及クラブ』が誕生しました。平成三年四月、朗子会館の設立と共に小野夫妻を顧問に迎え『池上スポーツクラブ』へ生まれ変わり、現在に至ります。
 ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、長年にわたり池上本門寺へご尽力賜りましたことを御礼申し上げます。

  ご苦労様でした
03月の団体参拝

  • なし