裏千家今日庵主催
御供茶式(おくちゃしき)

 十一月十三日(水)、裏千家今日庵恒例の「御供茶式」が菅野日彰貫首導師のもと大堂にて営まれました。
 法要中、裏千家家元の千宗室宗匠による濃茶・薄茶二碗が謹点され、伝供役の僧侶により日蓮聖人の御宝前へお供えされました。
 御供茶式の添釜として濃茶席・大橋宗乃先生、立礼席・植松宗慶先生の茶席が設けられたほか、松濤の間において本門寺の学僧がお手前をする「あゆみ会」の薄茶席が開かれ、千宗室宗匠にお越し頂き、学僧が緊張した面持ちでお手前を披露し、お茶を召し上がって頂きました。なお「あゆみ会」の席では毎年本門寺護持の霊宝を用意しており、今回は室町時代後期の尊朝法親王筆「圓頓止観」が掛けられました。

  第四十九回
宗門先師追悼法要

 令和元年十一月二十一日 (木) 、午前十一時より本殿において第四十九回宗門先師追悼法要が営まれました。大導師に菅野日彰管長、副導師は大塩孝信宗会議長、磯貝宣明審査会長、本門寺より十僧が出仕し、厳かに営まれました。
 この一年間で遷化された先師を弔うため全国より約二百名が参列し、各上人に報恩の唱題を捧げました。また副導師により各上人の名前が読み上げられました。式中、中川宗務総長より追悼文が捧げられ、昨年の十月一日から本年の九月三十日までに宗務院に遷化の届け出のあった先師に対し、お題目の広宣流布と寺門興隆・檀信徒教化に心血を注がれた法功を讃えました。
 響き渡る読経のなか、参列者が香を手向け、回向では先師一人ひとりの遷化月日と法号が読み上げられると、遺族は深々と頭を下げ合掌していました。

  有事に備えて
消防訓練を開催

 十一月十五日(金)と二十日(水)の二日間の日程で本門寺に勤務する役課職員と学僧が全員参加し、消防訓練を行いました。
 今回の訓練は五重塔と多宝塔の二カ所で実施され、出火した際の初期消火の方法について実際に放水銃や消火栓を全員が使用して学びました。文化財として護るだけでなく、仏法を護ることにも繋がることを再確認しました。

  五十年の歴史に幕
池上朗子野球部解散式

 青少年健全育成を目指す朗子クラブの野球部が部員の減少により解散の運びとなりました。
 十一月三十日(土)本殿において解散式法要が営まれ、監督、コーチ、OBや父母会関係者など総勢八十名が参列しました。山口顯辰布教部執事導師のもと野球部と縁の深い役課が出仕し、これまでの感謝と共に関係者の今後の身体健全を祈りました。
 法要後、朗峰会舘にて懇親会が開かれ、思い出話に華を咲かせるなどし、最後に監督を務められた三谷隆夫さんは「皆さんに出会えたこのご縁に感謝します」と挨拶をされました。

  ご苦労様でした
11月の団体参拝

  • 4日 大阪府 蓮華寺宿野宗旨講 16名
  • 7日 北海道 大穣寺 4名
  • 17日 茨城県 一心寺 29名
  • 19日 新潟県 妙孝寺 31名
  • 23日 福井県 妙弓寺 16名
  • 27日 千葉県 顕妙寺 20名
  • 28日 千葉県 法宣寺 22名
  • 30日 成人沙弥講習会 25名