池上本門寺信行会
第五十一回祖廟輪番奉仕

 池上本門寺信行会の祖廟輪番奉仕が九月六日(水)から七日(木)の日程で行われ、菅野日彰貫首引率のもと五十名の参加者と共に総本山・身延山久遠寺へ参拝しました。
 早朝七時半に本門寺大堂へお参りした一行は、バスで身延山まで移動しました。身延山では内野日総法主猊下の特別なおはからいで、菅野貫首は正装のうえ大玄関より正式な登山をなされました。
 水鳴楼にて内野法主猊下導師のもと委嘱式が執り行われ、法主猊下に代わり日蓮聖人に御給仕を捧げるよう菅野貫首が委嘱されました。
 その後、日蓮聖人のご遺骨を奉安する御真骨堂にて法儀を執り行い、お祖師様への給仕奉仕の誠を捧げ、菅野貫首指導のもと常唱殿にて唱題行し、御廟所を参拝して日蓮聖人への報恩に満ちた一日となりました。また、菅野貫首の谷中学寮寮監時代の教え子である佐藤順行上人が住職を務める志摩房へ宿泊し、佐藤上人から心温まるおもてなしを頂きました。翌朝は久遠寺の朝勤に参列し、響き渡る読経とお題目に参列者は日蓮聖人が過ごされた日々を思いながら報恩の誠を捧げました。
 身延山を後にした一行は、静岡市葵区の本山・貞松山蓮永寺に参拝し、松村日尭貫首が出迎えて下さり、御開帳を受けた後、松村貫首から法話を拝聴しました。
 日蓮聖人の足跡と、脈々と伝えられてきた法華経信仰にふれることの出来た二日間となりました。

  東京都仏教連合会
菅野日彰貫首が会長に就任

 八月二十九日(火)、東京都仏教連合会の理事会が朗峰会館で開かれ、菅野日彰貫首が東京都仏教連合会の会長に就任されました。
 理事会後、ガーデンレストラン人形町今半池上本門寺店で菅野貫首を含めた本門寺の内局と東京都仏教連合会役員の顔合わせ懇談会が開催されました。

  大田区と本門寺が連携
災害時における協定を締結

 九月八日(金)、本門寺と大田区の間で災害時における協定が結ばれ、協定締結式が朗峰会舘で行われました。締結にあたり本門寺から菅野日彰貫首が、大田区から松原忠義区長が出席し、それぞれ署名を交わしました。
 菅野貫首から、本門寺がより地域の皆様に貢献できるように全面的に協力すると共に、災害対策に向けたアイデアを提供したいと述べられました。

  比企谷妙本寺
慈眼院日薩聖人 本葬儀

 本年四月十日に世寿七十五歳で御遷化された霊蹟本山比企谷妙本寺第八十一世・鎌倉安国論寺第五十一世、玉川日薩上人・慈眼院日薩聖人の本葬儀が八月二十一日(月)午後二時より霊蹟本山比企谷妙本寺本堂に於いて営まれました。大導師に池上本門寺菅野日彰貫首、副導師に本山片瀬龍口寺本間日恩貫首・本山大坊本行寺中野日演貫首、谷中長明寺住職木内隆志上人、鎌倉光則寺住職横山仁雄上人、式衆・伶倫の出仕、そして大勢の参列者と共に別れを惜しみました。
 玉川日薩上人は昭和十六年、東京都生まれで、東京大農学部に在学中に出家得度し、立正大仏教学部に編入され、学問の道を極めんと同大学大学院へ進まれました。また日蓮宗加行所に四度入行され、四百日間の荒行を修められました。他にも専任布教師、修法師、声明師としても活躍し、蓮宗宗務院教務部奉職に始り、日蓮宗現代宗教研究所々員、立正平和運動初本部員、神奈川県宗務所参事、協議員、修法師会長等々の宗門役職に加え、立正大学カピラ城発掘調査団員、BAC仏教救援センター初代理事長、仏教NGOネットワーク代表、更には学校法人橘学苑学苑長などを歴任されました。
 昨年十月に晋山された際、鎌倉に訪れる方にお題目と結縁してもらおうと「唱題行の会」を開催すべく菅野貫首指導による「法話と唱題行の会」に何度も足を運ばれ、四月十五日に第一回目を予定でした。その講師を依頼されていた菅野貫首は「実現せず痛恨の極み」と悔やみ、ご回向で玉川貫首のご生涯を「求道の人、徳行の人、学化の人、修行の人」と讃えられました。
 ここに、慈眼院日薩聖人の増圓妙道をお祈り致します。

  ご苦労様でした
8月の団体参拝

  • 2日 山梨県第一部宗務所主催檀信徒特別研修 33名
  • 21日 平成二十九年読経講習会 16名