日蓮宗僧風林
第四十七回池上本門寺沙弥校

 日蓮宗僧風林第四十七回池上本門寺沙弥校が七月二十六日から八月一日にかけて開催され、今年は小学五年生から中学三年生の十三名が参加しました。
 沙弥校とは僧侶の卵である「沙弥」を育てる修行の場で、主に寺院の子供が対象となります。その生活は早朝五時半から本門寺のお勤めへ参列することから始まります。お勤め後は自分たちの生活の場と道場の掃除や、慣れない正座での食事、菅野日彰貫首をはじめとする本門寺僧侶からの訓話、読経、法要の練習、夜は一心に御題目をお唱えする唱題行を日々行います。
 今回は毎月第四金曜日に行われている菅野貫首導師の「法話と唱題行の会」にも参加し、大勢の参加者と共に御題目をお唱えする貴重な機会となりました。
 また、沙弥校では池上安立院の院主・生駒惠幸上人から戦中戦後の池上の様子をお話し頂いており、沙弥校生たちは食い入る様に聞いていました。
 最終日の修了式では、菅野貫首導師のもと自分たちの力だけで法要を行い、師匠、家族に成長した姿を披露しました。
 沙弥校生たちにとって、この一週間は彼らを大きく成長させる素晴らしい修行の時間となりました。きっと一生の思い出となることでしょう。

  南部の火祭り
卒塔婆お焚き上げ供養

 毎年八月十五日に、身延山久遠寺の近くに位置する南部町で「南部の火祭り」が行われています。
 この火祭りは江戸時代初頭よりお盆の送り火や川施餓鬼として富士川下流全域で行われてきた行事でしたが、現在は南部の火祭りだけが規模を拡大して伝承されています。
 火祭りの中で、町内外の寺院から集められた卒塔婆を積み重ねて「百八たい」という大きな松明を作りますが、本年は本門寺からも卒塔婆を富士川まで運びました。僧侶の読経の響くなか点火された大松明は、夜の空に燃え上がり、お焚き上げ供養されました。

  み魂をお迎え
盆供養追悼会・み魂まつり 納涼盆踊り大会

 八月四日(金)午後三時より大森・蒲田仏教会共催、大田区遺族会協賛による盆供養追悼法要が本殿において営まれました。菅野日彰貫首導師のもと、両仏教会代表が副導師をつとめました。会場に集った約二百名の参列者と共に、第二次世界大戦戦没者や災害で犠牲となった各御霊の冥福を祈りました。
 また、午後六時からは酒井智章総務部執事導師のもと、大堂においてみ霊祭り法要が営まれました。同じく午後六時より本門寺通り商店街から盆踊りパレードが行われ、本門寺総門までを踊り歩き、町全体がご先祖の御魂をお迎えする雰囲気に包まれました。
 四日・五日の両夕刻には、櫓(やぐら)が組まれた大堂前特設会場において、恒例の納涼盆踊り大会が賑やかに開催され、老若男女・国籍を問わず、大勢の方が盆踊りを楽しんでいました。

  心に光とうた声を
池上朗子合唱団 第四十六回定期演奏会

 七月三十日(日)、立正大学石橋湛山記念講堂を会場に、池上朗子合唱団の第四十六回定期演奏会が開催されました。池上朗子合唱団は本門寺の青少年の健全育成を推進する朗子クラブに所属しており、三十一名の団員が土曜日の四時から朗子会館で練習に励んでいます。
 今回の定期演奏会では、ディズニー映画の主題歌や全国の民謡が演奏されたほか、演出家を招いて音楽劇「いけがみノラねこ軍団」が上演されました。イキイキと演ずる団員達に、観客からは大きな拍手が送られていました。

  ご苦労様でした
7月の団体参拝

  • 24日 千葉県北部宗務所青年会少年少女修養道場 121名
  • 25日 長崎県 妙宣寺 73名 / 日蓮宗勧学院第三十三回中央教学研修会 24名