お題目の光明に照らされて
釈尊・四菩薩光背入魂
この度、本殿の釈尊と四菩薩に光(こう)背(はい)が新たに取り付けられました。
光背は後(ご)光(こう)とも呼ばれ、仏様の姿を現す「三十二相」のなかに、仏様の額の中央にある白く細い巻き毛から光を発する「白(びゃく)毫(ごう)光(こう)」と、仏様が金色でその光が周囲に満ち満ちていることが説かれていることがその由来となっています。まさに仏様の内に徳が充満し、智慧が光となってあふれ出ると考えられたことから描かれるようになりました。
本殿の光背は本門寺仁王門の仁王像を手がけた仏像彫刻師の原田裕行氏によるもので、菅野日彰貫首自ら筆を入れ、六月二日(金)の朝勤時、菅野貫首導師、山口学監修法導師、役課、学僧出仕のもと開眼法要が行われました。
次回お参りの際には、仏様の慈しみを体現した本殿で心安らかなひとときをお過ごし頂き、お題目の光明を感じてください。
上野戦争
彰義隊一五〇回忌追悼法要
五月十五日(月)、上野公園にて日蓮宗東京都北部宗務所主催による彰義隊追悼法要が営まれ、菅野日彰貫首が参列し、追悼文を言上しました。
一五〇回忌を迎えた今年は小林順光宗務総長が導師を勤め、徳川恒孝・徳川宗家第十八代当主も焼香、追悼の言葉を捧げました。
慶応四(一八六八)年、寛永寺に立てこもった彰義隊が新政府軍に半日で敗れ、無数の遺体が放置されました。その後、生き残った隊士の小川興郷氏が中心となって墓所を建立するも行き詰まり、後に日池上本門寺第六十六世貫首となる鶏渓日瞬聖人が支援したことから日蓮宗が供養を続けてきたことが、菅野貫首の追悼文で述べられました。
また、午前十一時、徳川家に関係の深い天台宗東叡山寛永寺(台東区)、真言宗豊山派大本山護国寺(文京区)、日蓮宗本山瑞輪寺(台東区)、浄土宗大本山増上寺(港区)、そして池上本門寺で梵鐘をつき、隊士の御魂に哀悼の意を捧げました。
夜を照らす温かな灯火
一〇〇万人のキャンドルナイト
ご苦労様でした
5月の団体参拝
- 8日 北海道 妙龍寺 10名 / 北海道 妙廣道場 7名
- 10日 宮城県 蓮成寺 10名 / 福岡県豊前組参拝団 38名
- 11日 長崎県 本覚寺 33名 / 中国南京市恵済寺訪日団 18名
- 13日 群馬県 妙見寺 46名 / 山口県 妙法寺 33名
- 17日 千葉県 本脇寺 24名
- 20日 佐賀県 大妙寺 9名
- 21日 山梨県 妙浄寺 33名
- 25日 神奈川県 法勝寺 20名
- 29日 長崎県 自證寺 20名
- 30日 山形県 日朝寺 14名