日蓮大聖人御報恩
第七百三十四遠忌「御会式(おえしき)」
日蓮大聖人第七百三十四遠忌報恩御会式が十月十一日(日)から十三日(火)の三日間営まれた。
十一日の午前十一時から、菅野日彰貫首導師のもと歴代先師聖人並びに池上法類・池上護山会先師報恩法要が厳修された。続いて午後十二時半から大堂下大広間において、港区・一乗寺住職の金子和正師より「法に依って人に依らざれ」と題して法話が行われ、午後二時からは本門寺の写経会会員が一年間かけて書写した法華経二十八品と、法華経法師品に説かれる「華(け)・香(こう)・瓔珞(ようらく)・抹(まっ)香(こう)・塗香(ずこう)・焼香(しょうこう)・幡蓋(ばんがい)・衣服(えぶく)・伎楽(ぎがく)・合掌(がっしょう)」の十種類の供養の品を御宝前に捧げる納経十種供養式法要が営まれた。
翌十二日午前十時からは宗祖御更衣(ごこうえ)法要が営まれ、武相御召講(ぶそうおめしこう)により日蓮聖人の白衣等が奉納され、宗祖御尊像のお衣が冬物にお召し替えされた。続いて午後十二時半からは大堂下大広間において、大磯町・延台寺住職の中島源吾師より「大聖人にうかがってみましょう」と題して法話が行われ、午後二時からは菅野貫首導師のもと、宗祖報恩御逮夜(おたいや)法要が営まれた。
また、十二日の夕方六時頃からは万(まん)灯(どう)練(ねり)行列が始まり、全国各地から集まった万灯講中が纏(まとい)を振り、団扇太鼓を響かせながら大堂へ賑やかに参拝した。
明けて十三日、午前七時より愛知県法華寺住職・豊田慈證師による特別説教が行われ、日蓮聖人御一代記と入滅の場面が厳かに語られた後、臨滅度時法要が営まれた。法要中、日蓮聖人御入滅の時刻である辰の刻(現在の午前八時頃)に、六老僧の日昭聖人が宗祖御入滅を伝えるために打ち鳴らしたと伝えられる「臨滅度時の鐘」を菅野貫首が打ち鳴らすと、堂内に参集した全員が合掌礼拝し、宗祖御入滅の往時を偲んだ。
宗派をこえて
京浜四大本山一行写経会
浄土宗・日蓮宗・真言宗・曹洞宗の各宗派を代表する芝増上寺・池上本門寺・川崎大師平間寺・鶴見總持寺は国道一号沿線上に位置していることから「京浜四大本山」として、宗派をこえてより一層の仏教興隆のために連携している。
この活動の一環として、十月十日(土)から十二日(月)までの三日間、芝増上寺で開催された「みなと区民まつり」と、十一月三日(火)に鶴見総持寺で開催された「つるみ夢ひろば」に参加し、それぞれ東日本大震災復興支援のための一行写経を行った。
この写経は「南無釈迦牟尼仏」と書かれた文字をなぞるもので、子供向けには平仮名で「なむおしゃかさま」と書かれたものが用意された。はじめて筆を使う子供たちにも分かりやすく楽しんで写経ができるとあって、親子連れの参加者に好評を博した。
なお、この写経で集まった浄財は「あしなが育英会」を通じて、東日本大震災被災者支援金として寄付された。
ご苦労様でした
十月の団体参拝
- 1日 千葉県法光寺30名
- 3日 北海道立正佼成会室蘭教会51名/神奈川県一部宗務所池上ウォーキング51名
- 6日 岡山県最上稲荷妙経寺顕修会7名
- 9日 日蓮宗宗務院40名
- 10日 神奈川県延寿寺26名
- お会式団参(11日~13日・順不同) 千葉県蓮盛寺・妙福寺参拝団5名/静岡県三枝初栄一行3名/埼玉県櫻本陽一1名/滋賀県妙立寺17名/北海道妙龍寺17名/静岡県善立寺16名/愛知県妙法寺21名/茨城県宝塔寺17名/愛知県妙進寺30名/千葉県滝見寺7名/大阪府高橋實一行2名/愛媛県法徳寺愛媛東予万灯講21名/大阪府経王寺2名/愛知県法華寺26名/新潟県法顕寺4名/神奈川県安立寺5名/富山県長福寺7名/千葉県長勝寺7名/東京都三尊教会15名/埼玉県鴻巣信明講25名/埼玉県本法寺21名/神奈川県弁天教会9名/神奈川県八宏精舎11名/北海道法華寺19名/群馬県天龍寺17名/東京都妙光寺17名/静岡県上行寺11名/神奈川県妙経結社20名/福井県歓喜寺18名/東京都蓮華寺・西鶴寺参拝団9名/神奈川県蓮華寺19名/東京都宝晃寺10名/千葉県常与寺5名/
- 14日 千葉県曾谷読経会13名/長崎県本蓮寺36名/北海道泰信寺25名
- 22日 東京都妙延寺27名
- 23日 神奈川県横浜市仏教連合会38名
- 24日 山形県大宝寺38名
- 25日 千葉県本円寺20名
- 29日 青森県和讃講習会40名
- 31日 立正安国会38名