年頭のご挨拶
令和六年甲辰歳の新春を迎え、謹んで新年の祝詞を申し上げます。
旧年中は参与法類寺院・山内寺院・池友会会員並びに有縁の各聖、そして総代・檀信徒・奉賛会・信行会・有縁の各位には当山の為、物心両面に渡ってのお力添えを賜りましたこと衷心より御礼申し上げます。
菅野日彰貫首猊下におかれましては、つつがなく新春をお迎えになられ、日蓮宗管長として宗門を統理され為宗為法に尽くされておられますこと、また一山の代表として私どもをご教導下さり、誠に同慶の至りに存じます。
さて、本年は十干十二支では甲辰であります。十干での「甲」は、物事のはじまりを象徴します。そして十二支の「辰」は、世を統べる権力の象徴を示し、また昇り龍などに描かれるように、勢いよく活気あふれる年になるといわれています。このことから本年は、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった縁起のよさを表している年といえるでしょう。
池上本門寺は、七年後にお迎えする日蓮大聖人七百五十遠忌の準備を昨年から始めました。本年は、菅野貫首猊下のご教示を仰ぎつつさらに遠忌に関する協議の深化をはかり、遠忌事業の円成へ向けての具体的な手続きへと進んで参ります。そのために役課職員一同は、一層の努力精進に励む所存でおります。
各聖各位のご厚情とご支援を本年も賜りますようお願い申し上げまして、新春のご挨拶とさせていただきます。
皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
合掌
執事長 木内隆志