晴れ着姿

本年も残すところ2ヶ月となりました。
境内は10月に入って晴れ着姿の御家族が多く見受けられます。
そうです七五三のお参りです。

三歳の男児、女児  髪置きの祝い
五歳の男児     袴着の祝い
七歳の女児     帯解きの祝い

七五三は子供の無事な発育と成長を喜び感謝し、更なる成長を祈り、神佛にお見守り戴く行事であります。
神社や氏神様に詣でる行事と思われる方も多いですが、先に申し上げました通り『子供の発育と更なる成長を祈る事』に意義があります。その事を考えますとお寺の神佛に詣でて戴き、祈念する事に間違いはありません。お檀家の皆様は是非とも御墓参りをして御先祖様にお子様の晴れ姿と成長を報告申し上げ、これからも一族の繁栄をお見守り戴けますよう御祈念戴きたいと存じます。
七五三のお参りは池上本門寺、大堂にて七五三育成祈願を承っております。
大堂に御安置されています日蓮聖人の御尊像は730年以上、僧侶や多くの方が御守りさせて戴き、お祈りされ、パワーが溢れております。
江戸時代には病気がちであった二代将軍秀忠公の乳母(うば)・岡部局(おかべのつぼね)が病気平癒と武運長久を祈りました。
その願いが叶った事から『願満の祖師(がんまんのそし)』としても崇められています。
七五三参りや諸祈願には「願いが満ちる事をお見守り戴ける」、池上本門寺の日蓮聖人にお参り戴きます事をお待ち申し上げます。

合掌

宇澤淨進