心と体を温めて

二月を迎え寒さも厳しくなってまいりましたが、私は身体、特に膝を冷やさないように心掛けています。
仕事柄、正座が欠かせませんので膝回りの冷えには特に敏感です。日常生活の中で少しでも違和感があれば屈伸やマッサージなどして血流を良くし、痛みが出ないよう予防をしております。
友人に勧められて2年ほど前から膝の上に張るカイロを着けるようにしましたら、これがとても調子がよく、冷え対策にはもってこいの品です。
あらためて、いつもカイロのお世話になっているなぁと眺めておりましたら、ふと気づいたことがあります。私の膝の痛みを和らげてくれるこのカイロもまた仏様のお姿を教えてくれているのではないだろうか？……と。
毎月第二土曜日に菅野日彰貫首様ご指導の『唱題行入門の会』が開かれておりますが、その席で貫首様はいつも「仏様のお慈悲の光に照らされてください」と参加者の皆様に呼びかけられます。
慈悲の光が心の暗い部分を照らし、不安や苦しみで凍えてしまった心を温めてくださる。そう思えたとき、「ここにも仏様のみ教えが生きているんだ！」と思わず私は合掌してしまいました。
まもなく立春を迎えます。
体を温め、心を温め、日々を笑顔で過ごしていただきたく存じます。