100円以上の有り難さ
先日、材料を求めに近所のスーパーマーケットへ足を運びました。
商品を選んでレジに並び、支払いを始めたときに事件は起こりました。
不器用な私は手を滑らせて、床に小銭をばらまいてしまったのです。焦りながら拾い集めるのですが、どうしてもあと一枚100円玉が見つかりません。さらに運が悪いことに、支払いにあと50円足りないのです。
「顔から火が出るほど」というのはこういうことかと実感しながら探しておりますと、ちょっと離れた処にいらしたご婦人の方が「ありましたよ」と見つけて下さったのです。
ご婦人にお礼を申し上げ、無事に支払いを済ませることができました。
その日の食卓に並んだお料理は、ご婦人の親切心のおかげ様で、これまでにないほどに身も心も満たしてくれました。
合掌
今川 高之