本門寺周辺で遭遇する生き物たち

 本門寺周辺は大田区の中でも珍しいくらい木々に覆われた一帯となっております。本門寺境内一番奥に位置する松涛園と本門寺公園は特に緑が多く、道路を隔てて隣り合っており、多くの生き物たちが往来をしています。
 私は本門寺の朝勤に出仕するため朝4時半頃ここを通りかかるのですが、「タヌキ」「ハクビシン」「ヘビ」「カモ」「ミミズク」「大群のカラス」等々さまざまな生きものたちに遭遇します。特に昨年は都会では珍しいミミズクの子育ての姿を観察することも出来ました。カメラを手にした多くの観察者の中に混ざって記念の一枚を撮ることができました。又、境内をヨチヨチ歩く可愛らしい「カモ」はその愛らしい姿とは打って変わって、一端空に舞い上がると飛ぶ勢い速さ、その必死な姿に驚かされます。あまり飛ばない鳥と思っていましたので想像もつかない光景を見ることで新たな発見ができました。更には「大群のカラス」に囲まれた恐ろしさは並大抵なものではありません。特に子育ての時期にそこを通りかかると警戒心が強いカラスは仲間と連絡を取り合って危険を知らせるようです。すべてのカラスから一斉に襲われるのではないかという恐怖心はお化け屋敷よりも恐ろしいものです。又、「ヘビ」の姿を見かけると梅雨入りが間近であったり梅雨明けが間近だったりします。
 何気ない日常の一コマですがそれぞれの生きものを観察していると私なりの新たな発見がありす。今度はどんな生きものに遭遇するのかな?楽しみ半分恐怖心半分を抱いて歩いております。
機会がありましたら是非散策を楽しんで下さい。

合掌

山村栄慎