備えあれば憂い無し
今夏、必要に迫られ防火・防災管理者の取得講習会に参加してまいりました。
二日間に亘る講義で、老若男女約200名が受講しておりました。
学校の授業のような形態でしたので、卒業してすでに何年も経過している私にとって、当時のことを懐かしく思い起しながら若かりし頃に戻ったつもりでどことなく嬉しさを感じながらの受講でした。
講義は多義にわたり、特に火災については「何が原因で」「どうして重大化してしまったのか」ということを事象を踏まえながら説明を受けました。
それによると「防火管理体制の不備」「消防設備の不備」「適正な自衛消防活動がされていない」ことなどがあげられ、それらが原因で重大化してしまうようです。
私たちの周りの殆どの施設においては法律によりが厳しく規制され、また義務化されておりますので消防設備的な問題はほぼクリアーしていると思われますが、しかしその設備を使用する私たちがいざという時に使用方法を知っているか否かで大きく事態は変わってきます。
つまり前述の「適正な自衛消防活動がされていない」ことに関わってくるのです。
そこで日頃の訓練が重要不可欠となって参ります。皆さまは消化器・消火栓等々の使用方法をご存知でしょうか?
百聞は一見にしかず。日頃から「もしも」の事態を想定して、備品、備蓄、設備等をご自身の目で再度点検をしてみてはいかがでしょうか。
合掌
山村栄慎