初心忘るべからず

4月に新しく入った学生や社会人の方が、5月のゴールデンウイーク明けの頃になんとなく気持ちが落ち込む・疲れやすい・集中力が続かないなど心身の不調を訴えることを「5月病」というのを聞いたことがあります。
最近では、特に社会人の方が、5月ではなく6月に、同じような状態になる人が増えており「6月病」と呼ばれているそうです。
この「5月病」も「6月病」も正式な病名ではなくどちらも知らず知らずのうちに蓄積されていた心身の疲れや、新しい環境や人間関係などについていけないストレスが原因の一つだそうです。
せっかく始めた希望に満ちた新生活を途中であきらめず有意義に過ごすためにもストレスを溜めずに日々を過ごすことが大切です。
新緑の池上本門寺にお越しいただき日頃のストレスを発散し心身共にリフレッシュされてはいかがでしょうか。
池上本門寺では毎日5時半からの朝勤はもちろんですが唱題行・写経・おそうじの会など皆様にご参加いただける様々な行事、また人生相談も行っております。
いつもの一日とは違った非日常をお過ごしいただくことで明日への活力にしていただけると思います。
「初心忘るべからず」の言葉にはもっと深い意味があるそうですが、初心を大切にさらに皆様が次のステップヘと飛躍されますことをお祈りいたします。

合掌

上野 智晴