日蓮宗大本山 池上本門寺

御会式(おえしき)

宗祖日蓮聖人御報恩御会式法要

  • 宗祖第七百四十三遠忌
  • 令和六年10月11日~13日
  • 万灯練供養10月12日18時~23時頃

お会式とは?

 「会式(えしき)」とは、各宗宗祖の命日に行われる法要行事全般を指す言葉でしたが、殊に池上本門寺のお会式は江戸時代より盛大な法要行事であったため、「お会式(おえしき)」というと日蓮聖人のご命日を指す言葉として広まりました。その為、俳句でも「お会式」は秋の季語として定着しています。
 全国各地の日蓮宗寺院では、日蓮聖人がお亡くなりになられた10月13日を中心にそれぞれお会式行事が営まれますが、日蓮聖人が御入滅された霊跡である池上本門寺のお会式がもっとも盛大に行われます。
 まず、10月11日の第一座法要に続き、12日午前10時から「宗祖御更衣法要」が営まれ、聖人の御衣を夏物から冬物の御衣にあらためます。午後2時からの「宗祖報恩御逮夜法要」には全国から集まった大勢の参詣者や団参で大堂が埋め尽くされます。
 また12日午後6時頃より、池上徳持会館から本門寺までの約2キロにわたって百数十講中、総勢約三千人もの万灯練行列(まんどうねりぎょうれつ)が池上の町を練り歩き、深夜にいたるまで賑やかな一日となります。
 そして、13日午前7時からの、「特別説法・臨滅度時法要」では聖人入滅時に六老僧日昭聖人が打たれた臨滅度時の鐘にならい、貫首の手により静かにそして厳かに臨滅度時の鐘が打ち鳴らされます。

法要・法話

報恩法要

10月11日・12日・13日のお会式期間中は、池上本門寺大堂にて下記の宗祖報恩法要が営まれます。

法要場所:大堂

10月11日
AM11:00~ 歴代先師聖人並びに池上法類・池上護山会先師報恩法要
PM2:00~ 納経十種供養式法要
10月12日
AM10:00~ 宗祖御更衣(ごこうえ)法要
PM2:00~ 宗祖報恩御逮夜法要
PM5:00~翌朝まで 宗祖報恩唱題行
10月13日
AM7:00~ 宗祖御入滅御正当法要(特別説教・臨滅度時法要)
(インターネットライブ配信)

法話

お会式特別法話は、どなたでもお聞き頂けます

法話場所:大堂下大広間(大堂裏・紅葉坂大玄関よりお入り下さい)

10月11日 PM12:30~13:30
足立区国土安穏寺 新井智顗師 「日蓮聖人最後の旅 ~鎌倉という時代を考える~」
10月12日 PM12:30~13:30
大磯延台寺 中島源吾師 「マンションにもお仏壇は必要なのか」

団体参拝

お会式中の参籠(宿泊)や団体参拝(10月12日のみ)を只今募集中です。

 お会式12日夜の万灯行列の華やかさと講中の威勢の良さは、安藤広重の版画にも描かれているように、江戸の昔から有名で、一晩で30万人を超える参詣者で賑わいます。そして、この夜の大堂は、僧侶の大太鼓とご信者達の団扇太鼓が一体となって、お堂が震動するほどの音と唱題の声で満たされ、13日の明け方まで続きます。そして、午前8時に法要を営み、七百四十二年前のこの朝、多くの弟子信者が見守る中、日蓮聖人のご入滅を告げる鐘を日昭聖人が打ち鳴らされたように、「臨滅度時の鐘」を鳴らして、ご遺徳を偲び、法華経を弘め伝える誓いを新たに致します。
 これこそは、池上本門寺のお会式でしか味わうことのできない法悦です。是非とも、臨滅度時法要にご参列下さい。

万灯練供養(まんどうねりくよう)


万灯(まんどう)は、日蓮聖人が亡くなられた時、庭先の桜(お会式桜)が時ならぬ華を咲かせたという故事から、紙で作った造花でお会式桜を模し、灯明輝く宝塔を飾って作られています。池上本門寺では、例年、全国から集まった講中の方々により、百数十基の万灯が深夜まで池上の地を練り歩き、報恩の誠を捧げています。
 その万灯を先導するのは、江戸の火消し衆が始めたと言われる纏(まとい)。当時、纏を振り、団扇太鼓を叩きながら「一貫三百、どうでもいい」とかけ声を掛けてお参りをしていたと伝わっています。池上本門寺のお会式に参拝するためなら、一日の手間賃である一貫三百なぞ惜しくないという江戸職人の心意気を窺わせます。その想いは現代まで脈々と引き継がれ、纏が賑やかに舞い、団扇太鼓と鉦と笛の軽快な音色と共に万灯は進んでゆきます。

 

交通規制・お願い

交通規制

お会式期間紂は、池上本門寺並びに池上駅周辺の道路は、交通規制が行われます。詳しくは交通規制図をご覧下さい。またスマートフォンの方は、googleMapにて交通規制域や万灯練供養のルート・仮設トイレの場所などをご覧戴けます。

10月11日
AM10:00~PM22:00ころまで
10月12日
AM10:00~万灯練供養終了まで
10月13日
AM10:00~PM22:00ころまで

通行証交付

お会式期間中、規制される道路を通行できる自動車通行証を交付します

  • 対象:お会式行事関係車両・規制区域内居住・駐車場所有者
  • 交付場所:池上本門寺本院受付/googleMap
  • 交付期間:9月17日~10月13日(9:30~16:30 / 郵送では受け付けていません)
  • 交付方法:備え付けの用紙に、交付日・車両番号・申請者氏名・住所・電話番号・申請理由を記入いただきます
  • ご注意:参詣者は交付対象ではありません

お願い

  • お会式期間中、自動車の入場・通行は規制されます。また自転車でのご参詣はご遠慮下さい。
  • 規制・誘導等は変更になる場合があります。現場の警察官・誘導員に従って下さい。
  • 本門寺境内及び万灯練行列区域にて、ドローン等無線操作による飛行物の使用は禁止です。
  • 「レストラン 人形町今半」とお休み処は、お会式の期間、営業時間が変更されます。詳しくはこちらの「営業時間変更のお知らせ}(PDF)をご覧下さい

ライブ配信

万灯練供養・臨滅度時法要はインターネットでライブ配信されます

12日夜の御逮夜に繰り出される「万灯練供養」は、テンテンツクツクと独特の拍子の太鼓と笛に合わせて、30万人を超える参拝者が本門寺を訪れ、聖人に報恩の誠を捧げます。
 今年も、有志の方が臨場感溢れる万灯練供養の様子を、大堂前から生中継(インターネットライブ配信)して下さる予定です。
 同様に、13日午前7時頃から行われる「特別説教・臨滅度時法要」も、生中継(インターネットライブ配信)が行われます。
 特に臨滅度時法要は、全世界の信者の方々がこの法要に合わせてインターネットの配信を見ながら各地で法要をされています。七百四十三年前の10月13日同刻、多くの弟子信者が見守る中、日蓮聖人のご入滅を告げる鐘を日昭聖人が打ち鳴らされたように、「臨滅度時の鐘」を当山の貫首が打ち鳴らします。その荘厳な法要に、本堂にいる多くの方々と共に、皆様もインターネットを通してご一緒に「ご参列」下さい。

万灯練供養ライブ配信


特別説教・臨滅度時法要ライブ配信

ライブ配信視聴のご注意



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