施しの心を
盂蘭盆施餓鬼会

 7月7日(火)午後2時より、本殿を会場に、盂蘭盆大施餓鬼会を厳修し、多くの檀信徒や参詣者が先祖供養と有縁無縁の精霊、三界の万霊への供養に祈りをささげました。
 盂蘭盆施餓鬼会は、お盆に合わせて営まれる法要で、各家に迎えた先祖の追善供養とともに、お釈迦様の弟子である阿難尊者が餓鬼に供養を施して救済したという説話に基づき、広く精霊に飲食を施すことで先祖供養へとつながる大切な法会です。
 法要では、伊藤日隆貫首が大導師を務め、山村栄慎総務部執事と畑信行法務部執事が副導師を務めました。読経の中、大導師は常経殿を巡拝し、当山檀信徒と奉賛会会員各家の位牌に回向を行いました。また、副導師は各家の 塔婆に灑水供養を施し、参列者は焼香を行って先祖への感謝と冥福を祈りました。新盆を迎えた各家は経木塔婆を供え、それぞれが静かに手を合わせました。
 法要後には伊藤貫首が挨拶し、参列者に対して先祖供養の意義と感謝の心を大切にするよう呼びかけました。閉式後、申し込みのあった塔婆が参列者に引き渡され、池上廟会員は池上廟前で引き続き回向に参列しました。境内には終始厳かな空気が漂い、多くの参詣者が先祖や諸精霊への祈りを胸に帰路につきました。

  都内初
大田区「歴史のまち」国認定

 この度、大田区が推進している、歴史的建造物や伝統行事の保存・活用を目指す「歴史的風致維持向上計画」が、国の認定を受けました。京都市や奈良市、鎌倉市などが認定されてきましたが、都内での認定は初めてです。
 大田区の掲げる「歴史的風致」には、大正末期から昭和初期まで多くの作家らが暮らした「馬込文士村」や、池上本門寺や洗足池公園周辺の「池上・洗足池区域」、明治時代に発見された大森貝塚周辺の「大森区域」など七つの項目が選定されています。なかでも池上本門寺の御会式法要と万灯練供養が含まれていることは、長年にわたり本門寺を支えてきてくださった地元の皆様の熱意の賜です。
 また、この認定を受けて、七月八日(水) に村田茂樹観光庁長官が来山されました。伊藤日隆貫首と会談した後、本門寺の境内伽藍を視察しました。村田長官は、今後は海外からの旅行者に池上本門寺を中心とした大田区の魅力を発信していきたいと語っていました。
 宗祖日蓮大聖人七五〇遠忌の節目に合わせて、寺や地域の魅力を多くの方々に知ってもらえるよう、より良い街づくりに貢献してまいります。

  涼やかな音色を感じる
五〇〇個の風鈴の音を聴く

 6月30日(火)から7月19日(日)にかけて、此経難持坂・日蓮聖人像から仁王門周辺を会場に、 「五〇〇個の風鈴の音を聴く」が開催されました。
境内には南部鉄器製の風鈴約五〇〇個が吊るされ、夏のそよ風に揺られながら、澄んだ音色を響かせ、参拝者に涼やかなひとときを届けました。
 本年はラジオ番組でも紹介されるなど注目を集め、池上本門寺の夏を彩る恒例行事として、地域の方々をはじめ多くの参拝者に親しまれる夏の風物詩として定着しています。

  頭痛封じのご祈祷
ほうろく加持

 7月26日(日)長栄堂において日蓮宗の伝統行事「ほうろく加持」が行われました。この行事は土用の丑の日に行われる特別な頭痛封じの祈祷で、参列者は頭に御守りと素焼きの「ほうろく皿」を載せ、その上でもぐさを焚き、僧侶の読経の中で加持を受けます。
 この祈祷は「熱をもって病を払う」とされ、頭痛封じのみならず、心の浄化や無病息災を願う機会として、多くの人々が参詣しました。

  ご苦労様でした
7月の団体参拝

  • 27日 東京都 東京南部青年会 59名
  • 28日 埼玉県 埼玉県青年会 60名