終戦八十年 宗門法要
戦没者追善供養と平和を祈る
6月5日(木)、池上本門寺本殿において、終戦八十年にあたる戦没者追善供養と世界立正平和を祈願する宗門法要を、菅野日彰日蓮宗管長大導師のもと厳修しました。
今年は、昭和20年(1945年)8月15日の太平洋戦争終結から八十年の節目です。法要には、総本山身延山久遠寺の持田日勇法主猊下、各本山の貫首、宗会議員、宗務所長などの僧侶、そして檀信徒あわせて約二百名が参列し、戦争で命を落としたすべての人々への供養と、世界の恒久平和の実現を祈りました。
法要に続いて朗峰会館にて、持田法主猊下によるご挨拶と東京大空襲におけるご体験が語られ、さらに、広島県妙法寺檀徒の広中正樹氏より、自身の広島被爆体験が語られました。
日蓮宗では、毎年八月十五日に千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「千鳥ヶ淵戦没者追善供養並世界立正平和祈願法要」を営んでおります。ぜひご参列いただき、共に平和をお祈りください。


宗祖日蓮大聖人七五〇遠忌
奉行会第二回会議を開催
7月2日(水)午後2時より、宗祖日蓮大聖人七五〇遠忌奉行会の第二回会議が開催されました。令和13年に執り行われる七五〇遠忌に向けた準備が本格化する中、今回の会合では組織作りが主な議題となりました。
今回、新たに四名の奉行委員会委員が任命され、奉行会会長の菅野日彰貫首より辞令が交付されました。また、奉行会の下に「勧財会」と「実行委員会」が設置され、それぞれの会長および副会長が選出されました。
勧財会では、会長に埼玉県八潮市・妙光寺の三枝泰英上人、副会長に本門寺檀家代表の小塚一隆氏が就任。実行委員会では、池上・實相寺の酒井智章上人が会長に、副会長には本門寺内局より木内隆志執事長、本門寺総代の池上幸保氏が就任しました。
今後、ご正当に向けた遠忌事業や法要の準備が本格化します。これらの準備は、地域や檀信徒との連携を深めながら進められる予定です。皆様のお力添えを心よりお願い申し上げます。


全ての御魂に報恩感謝
盂蘭盆施餓鬼会法要
7月7日(月)盂蘭盆施餓鬼会法要が営まれました。施餓鬼は『仏説救抜焔口餓鬼陀羅尼経』という教典が由来です。釈尊十大弟子の阿難尊者の前に、焔口と名乗る恐ろしい姿をした餓鬼が現れ、「三日後に死んだ後、餓鬼道に落ちる」と脅します。阿難尊者が釈尊に救いを求めたところ、釈尊は「仏・法・僧に供養し、同時に無数の餓鬼たちへ食物を施しなさい。供養した功徳によって餓鬼も救われ、さらにその功徳によってそなたも救われるだろう」と告げます。これを聞いた阿難尊者は法会を営み、餓鬼に施しの供養を捧げたことで助かることが出来ました。施餓鬼法要でご参列の皆様に幡水香の供養や特別な飾り付けをするのはこのためです。このご供養によって一粒のお米が八万俵に変わり、無数の餓鬼を救い、その功徳が皆様のご先祖さまにも手向けられ、新たに霊位となられた方は先祖として迎え入れられると伝えられています。
本年は午前11時より木内隆志執事長導師のもと、午後2時より菅野日彰貫首導師のもと法要が営まれ、大勢の参列者が幡水香の供養を行いました。

ご苦労様でした
6月の団体参拝
- 12日 千葉県 長福寺 53名 / 熊本県 本城寺 22名
- 15日 埼玉県 妙仙寺 9名 / 埼玉県 ボーイスカウト仏教章取得講習会 20名
- 16日 静岡県 伊豆国日蓮宗寺庭婦人会 10名
- 18日 北海道 実勝寺 15名
- 22日 山梨県 定林寺 37名
- 23日 千葉県 清水寺 15名