令和七年 乙巳(きのとみ)
新春初詣

 令和七年の幕開けを告げる除夜の鐘が、元日の午前零時、池上本門寺全山に響き渡りました。新年を境内で迎えようと集まった参拝者からは歓声が上がり、厳かな鐘の音と相まって大変な賑わいを見せました。
大堂では菅野日彰貫首を導師に新春の福徳を願う新春特別初開帳が執り行われ、参拝者はそれぞれの願いを込め、手を合わせ、お題目を唱えていました。境内ではおみくじを求める人々が長蛇の列を作り、境内は新年の祝賀ムード一色に包まれました。

  池上法類・池友会
新年会

1月6日(月)、池上法類・池友会新年会が催され、午前11時から大堂と本殿にて菅野日彰貫首導師のもと法要が厳修され、続いて朗峰会舘へ席を移したのち新年祝賀会が催され、菅野貫首より新たに住職となった八名に池上の紋があしらわれた輪袈裟が授与されました。宗祖七百五十遠忌に向けて、一丸となって取り組む決意を新たにすることのできた会となりました。

  朝参り
精勤賞授与

 12月31日(火)の朝勤後、大堂にて令和六年朝勤参列者で二百日以上の参加があった十一名に精勤賞が授与され、感謝状と共に記念品として菅野貫首直筆の色紙が手渡されました。
 今回表彰された方は、吉澤理央さん、太田巻子さん、蜂屋隆子さん、松本雄一郎さん、内藤じゅん子さん、田淵知子さん、竹本浜子さん、永田良次さん、宮内みちるさん、関文子さん、平林泰明さんの十一名です。皆さん230日以上参列をされており、中には364日参列を達成された方もいらっしゃいました。日々の精進が実り、素晴らしい御功徳を積まれましたこと、誠におめでとうございます。

  江戸千家御供茶式
茶筅供養会

 令和六年12月14日(土)、池上本門寺の恒例行事である茶筅供養会に併せ、江戸千家御供茶式法要が大堂において営まれました。
 江戸千家流祖・初代川上不白は生家が日蓮宗(新宮本廣寺)の檀徒で、京都での修行時代に本法寺の中興・日詮上人との親交がご縁となり、東京の谷中安立寺(住職・越塚裕規上人)を菩提寺とされました。この仏縁により、毎年江戸千家御供茶式を営んでいます。
 午前十一時より大堂に於いて菅野日彰貫首導師、安立寺・越塚裕隆上人ご臨席のもと御供茶式並びに茶筅供養会法要が営まれました。読経の声が響く中、前家元・探源齊(たんげんさい)不白宗匠のお手前で濃茶と薄茶が点てられ、日蓮聖人の元へ捧げられました。式中、集められた茶筅の抜魂祈祷を行い、お世話になった茶筅へ報恩の誠を捧げました。
 大堂での法要後、大堂裏にて木内隆志執事長導師のもと浄焚式が営まれ、山口顯辰学監修法導師のもと茶筅をお焚き上げしました。

  冬至の恒例
仁王尊像お身拭い式

 令和六年12月21日(土)、仁王門において木内隆志執事長導師のもと、仁王尊像お身拭いの法要が執り行われました。午前11時、読経の声が響き渡る中、僧侶が柄の長いはたきで左右の仁王尊の煤を払い、一年間の感謝を捧げました。
 法要後、参列者一同は仁王門内へ。高さ三・六メートルの仁王尊像を前に、持参した手ぬぐいで一心に拭き清めました。仁王尊の力強い御身に触れ、そのご加護を願い、身体健全を祈願しました。

  清正公堂
仏具が奉納されました

 正公堂に祀られている日蓮聖人ご尊像は、かつて群馬県四万温泉にあった道場で奉安されていたもので、本門寺第七十四世酒井日慎貫首が開眼したご尊像です。四万月参会の一員としてご縁のある真間弘法寺・鈴木日晋貫首、比企谷妙本寺・鈴木日敬貫首、片瀬龍口寺・鈴木日沾貫首、中延法蓮寺・澀谷幸道上人、仲池上林昌寺・松下正雄上人より紫幕と経席を御奉納をいただきました。謹んで御礼を申し上げます。

  ご苦労様でした
12月の団体参拝

  • 10日 北海道 日顕寺 8名
  • 14日 神奈川県 本山龍口寺・妙典寺 40名
  • 18日 北海道 妙栄寺・光傳寺 28名